ととナビvol.151 イサキ その1
🙇🏻:恵津子さん、魚を一筆書きで描いてみてください。
🙋🏻:ハイ、描きました。
🙇🏻:私も描いてみますね。…
・・・・・どっちもどっちでゴメンナサイ😰
気を取り直して、今日はこの魚を紹介したいと思います。
この魚とは・・・・ イサキ です。
イサキは誰にでも簡単に描ける、「これぞ魚」という魚です。逆に言うと、だれが魚を描いてもそれはイサキだということ(そうか?)。
背中の方は何のへんてつもないこげ茶色、おなかの方は白っぽい……。
それほど大きくないという印象がありますが、大きいものは全長40㎝を越えるものもいるそう。
鹿児島県内でも一本釣りや定置網などで獲られていて、鹿児島では「いっさき」と呼ばれたりもします。
最近は寒い時期に脂のよくのった大型の個体が出回りますが、旬は初夏、つまり・・・
「いまでしょ!」。🙀
これからの時期、イサキ狙いで釣りに行く人は多いと思います。野間池沖あたりなんかがいいんじゃないでしょうか・・・✌。
成魚になると何の模様もないのですが、子どものころには淡い色の体の背中側に茶色い帯が入った、しま模様になっています。
しまでしょ!・・・・🙏🏻
大きくなるにつれてしましまが消えて、背中側全体が濃い色になっていきます。
🙇🏻:この現象は、あの動物に似ていますよね。…そう、イノシシ。イノシシの子どもにもしま模様があって、瓜に似ていることから「うりぼう」と呼ばれていますよね。
イサキの子ども、つまり幼魚はイノシシの子どもに似ていることから「いのこ」と呼ばれています。
全国の水族館で、いのしし年のお正月にはイサキの幼魚が展示されることがあります。今年はとり年ですから、再来年の正月ですね。
イサキの話、まだまだ続きます。
来週は食べる話をしますよ~。