【#51】株式会社東洋環境分析センター 三浦祐介さん

 

このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。

地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。

今回のささえびとさんは、私たちの生活に、実はとてもかかわりの深いお仕事をなさっている方です。

むしろ私たちの生活環境を守って下さっているお仕事です。

今回は、「私たちの身の回りの様々な環境の、安心・安全を支える人」をご紹介します。

お話を、株式会社東洋環境分析センターで、執行役員営業部長をなさっている、三浦祐介さんです。

 

👨‍🏫三浦さんがいらっしゃる会社は、どんなことをする会社なんでしょうか?

私が働いている「東洋環境分析センター」は、鹿児島市の下伊敷に本社があるんですが、

北は福岡、南は奄美大島までを活動エリアに、

『水』『食』『環境』『衛生』の分野で、検査・分析・調査・測定をしている会社です。

私たちが「ラボ」と呼んでいる検査分析室で、様々な法律に基づいて、日々多くの検査・分析を行なっています!

 

👨‍🏫具体的には、どのような検査・分析をされているんでしょうか?

例えば・・・、

『水』の分野で言えば、飲料水の検査、井戸水の検査・学校のプール水の検査。

また、鹿児島は温泉施設が多いところですが、

泉の成分や衛生管理上の浴槽水検査も行なっております。

温泉施設にて検査済証を目にされた方も多いのではないでしょうか?

『食品』の分野においては、賞味期限や消費期限設定のための日持ち検査や細菌検査、

製品のパッケージに表示してあります、栄養成分表示の為の分析です。

他にも、大気調査・土壌調査・騒音調査、なかでも最近依頼が多いのが、

新型コロナウイルスのPCR検査のご依頼数が多いように感じます。

 

👨‍🏫そもそも、このお仕事を選ばれたのはどんなきっかけだったんですか?

私は生まれ育ちは長崎なんですが、釣りが好きでよく出かけていたんです。

そんな中で自然環境や生態系に興味を持ちまして、

仕事をするなら、海とか川とか、そういった自然に関わる仕事をしたいと思っていたところ、

この会社の業務内容に海域調査、河川調査と書かれていたのを見て、

「ここなら自然や環境に関われる!」と思ったのがきっかけですね!

 

👨‍🏫実際に入社して、そういうお仕事に関われたんですか?

入社後は、様々な研修や先輩の指導を受けながら、

実際に船に乗って河川や海域の調査業務に同行したり、

水を採取したり、お客様のもとへ検体回収にお伺いしたり、

様々な現場、主にフィールドワークをしておりました。

同時に環境分野の法律に関する勉強もしました。

 

👨‍🏫これまでのお仕事の中で、印象的だったお仕事ってありますか?

私が熊本に赴任していた時に、熊本地震がありました。

日々、余震に怯えながら生活する中、私自身被災者であると同時に、

ライフラインの一つ、『水道』の緊急検査対応を行なわなければならない立場でもありました。

この時は、三日三晩営業所に泊まりっぱなしでしたけど、

検査・分析を通して、いち早く、安心安全なお水を使って頂きたいという一心で、

グループ全体、九州一円からの協力ももらいながら、必死に対応した事を覚えています。

 

👨‍🏫そういった意味では、命を繋ぐお仕事ともいえますよね?

私たちの検査・分析・測定を通しての1枚の『報告書』が、そのものの「全て」になるんです。

ですので、正しい方法で、正確にサンプリングをしないと、

正確な結果が出ないことになってしまいます。

精度第一の分析は勿論のこと、より早くご依頼者に届けるということが使命だと思っています。

 

👨‍🏫これからどんな風に、地域や皆さんの生活を支えていかれたいですか?

地域や生活を支えると言っては、大変恐縮ですが、

この放送中も九州一円を走り回っているメンバーとともに、

検査・分析・測定を通して地域社会に微力ではございますが、お手伝いが出来ればと考えております。

関連記事一覧