【#45】スプレーギク農家 大薗幸平さん
「日本を元気に!あなたの街のささえびと」リポーターの鶴園直子です。
今週もお聞き頂きまして、ありがとうございました。
このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。
地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介しています。
今日は、鹿児島県が全国で2番目の生産量を誇るお花「スプレーギク」のお話・・・。
このスプレーギクが、地元の皆さんの心を支えているというお話なんです。
今回は「スプレーギクで、地域の皆さんの笑顔を支える人」をご紹介します。
今日のささえびとは、指宿市山川成川でスプレーギクを育てる農家さん、大薗幸平さんです!
実は、「えつこさん、先日お誕生日でしたよね」って、
大薗さんがこんなにかわいいブーケを届けて下さったんです。💐✨
これ、全部スプレーギク!めちゃくちゃおしゃれですよね♪
大薗さん、本当にありがとうございました!
💐スプレーギクって、お花の大きさ・色・形、いろんなものがあります!
スプレーギクは色形が多彩で、2000種類くらいあるといわれています。
手のひら広げたくらいの大きなモノもあれば、小さな花がびっしりと咲くのもの、色は青色以外ほぼあります。
形も、オーソドックスなシングルの花もあれば、
ピンポン咲きと言って、
ゴルフボールくらいの大きさやら、テニスボールくらいの大きさまであります。
ダリアに劣らないくらいの花もあって、様々ですね!
💐日頃こんな想いで育てていらっしゃいます。
僕たちが作ったお花達は、子供を育てて晴れ舞台に送り出した気持ちと一緒なので、
その場所で輝いているのを想像すると、生産者としてやりがいがあります。
花を生産していて気付いたことがあって、
花の持っている力をすごく感じていて、
せっかく作っているので、何かこの「花のチカラ」で、地元皆さんの心を元気にしたいという想いですね!
💐その想いを形にした、様々な活動をしている大薗さん。その中の1つが、地元の子供たちと続けている活動です。
自分はソフトボールスポーツ少年団の監督もしているんですが、
子供たちの地域貢献も含め、7年ほど前から一緒に取り組んでいる活動があります。
菊を配って「気配り運転」を呼びかけるという活動なんですが、
前回は、年末の12月に200束用意して、
少年団の子供たちが、フラワーパークに来たドライバーの皆さんに手渡ししました。
💐子供たちもいい経験でした。
子供達も花を手にして、直接お渡しすることができて、地域貢献ができたと嬉しそうでした。
子供達が大人になったときに、交通安全を心がける、良いドライバーになってくれればいいなーと思っています。
💐コロナ禍でも活動されてきました。
コロナが出始めた頃は、ちょうど歓送迎会のシーズンだったんですが、
そういったものが軒並みなくなってしまって、需要が大きく落ち込んで、
出荷してもなかなか売り上がらない苦しい時期でした。
行き場のない花をどうにか皆さんの元に届けられないかと考えていた、
何か「花のチカラ」で、元気づけられないかということで、
飲食店を訪れたテイクアウトの利用客に、花を無料でプレゼントできるように、花を提供しました。
💐思わぬ贈り物に、飲食店の皆さん、喜ばれました!
指宿商工会議所青年部の皆さんと、飲食店を一件一件回って花を届けに行ったんですが、
灯りが消えた暗い店内に、まるで光が差したように笑顔になって、
中には涙を流しながら受けて取ってくれたお店の方もいらっしゃいました。
💐スプレーギクのお仕事を通して、どのように地域を支えていかれたいですか?
生産者だけではなかなか伝えきれないところがあるので、
これからは花屋さん、それ以外の企業、想いを伝える場所などとタッグを組んで、
こういう時代だからこそ「花のチカラ」で、気持ちや想いを伝えていきたいと思います。