【#22】さつまdeまちゼミ 副実行委員長 堀之内力三さん
このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。
地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。
今日は「商店街の活性化で、街の元気を支える人」ご紹介します。
今回の舞台は薩摩郡さつま町です。
さつまdeまちゼミの副実行委員長、堀之内力三さんです。
さつま町のご出身で、地元で70年以上続く酒屋さんを営む、3代目さんでもいらっしゃいます。
また、20歳の成人式で初めて飲む焼酎を、自分たちで作ろうという「19歳の焼酎プロジェクト」など、
地元を元気にする活動をされている方なんです。
🍶「さつまdeまちゼミ」とはどんな取り組みですか?
まちゼミとは、得するまちのゼミナールの略で、
元々は愛知県岡崎市で始まった、商店街の活性化を目的とした取り組みです!
街の様々な商店や事業所の店主が講師となって、それぞれの専門知識やコツなどを、無料で受講することができる、
2~5人程度の少人数の講座です。さつま町では、年に1~2回ほど開催しています!
🍶最近「まちゼミ」って耳にするようになりましたが、鹿児島でもまちゼミって広がっているんですか?
全国ではこれまでに415地域、およそ27000の事業者が参加していて、
鹿児島県では、これまで7つの地域が参加しています。
さつま町も、商工会や、私たちに一生懸命働きかけて下さった役場の担当の方
(皆さんから、その名も「ミスターまちゼミマン」と呼ばれています)、
いろんな方の応援を受けて、
平成30年からこれまでに4回開催をしています。
🍶実際に、さつま町のまちゼミではどんな講座があったんですか?
30~40講座ほどが開講するんですが、これまで、
地元の銀行の銀行員さんが教える「正しいお札の数え方講座💴」や、
薩摩中央高校の生徒さんが教える「多肉植物の寄せ植え講座🌵」、
中には、町長さんが講師となって、
あの課ではどんなお仕事をしているの?といった「役場探検🤠」をする・・・なんて講座もありました!
🍶堀之内さんのところも酒屋さんですが、堀之内さんのお店は?
僕は酒屋ですので、
ひと手間ふた手間かけるだけで、焼酎のお湯割りが更に美味しくなる「お湯割りマイスター講座」とか、
さつま町内にある焼酎蔵と、焼酎の神様が祀られている神社巡り。⛩
それと、バーのマスターと美味しいハイボールの作り方の講座を行いました!
🍶実際にまちゼミに参加されて、変化を感じる事はありますか?
なかなか街の個人商店って入りにくいですよね?
お店で講座や店主の人柄に触れることで、敷居が低くなって、入店しやすくなると思います。
1番は、コアなお得意様が増える事!
参加された方が、ご家族や、会社の同僚の方を紹介して下さって、お店に来てくださったりします。
また、お湯割りマイスターの講座に参加された方が、
いろんな席で講座で習った美味しいお湯割りを披露していると、嬉しい反応が聞こえてくることもありますねー!
🍶ちなみに次回のご予定は決まっているんですか?
今年は10月に、北は北海道から南は沖縄まで、全国150の地域で同時期にまちゼミを開催する、
「全国一斉まちゼミ」が開催されることになっておりまして、さつま町も、5回目のまちゼミを開催する予定です!
🍶これから、どんな風に地元を支えていかれたいですか?
今コロナ禍で、過ごしにくい世の中になっています。
商売も人の動きがないので、大変になっている事業所も多くなっています。
「まちゼミ」の理念で “仲間同士支え合う、褒め合っていこう” ということを言い続けているんですが、
こんな時代だからこそ、足の引っ張り合いではなく、
人と人が「支え合う、褒め合う」連鎖を生み出すことで、魅力を高めていける街になればいいなーと思っています!
地元さつま町への想いや、地元を盛り上げたいという熱意、
堀之内さんのお話を伺っていると、
さつま町をまた訪れたくなりました。
酒屋さんのお仕事に、まちゼミの準備に、
お忙しい日々だと思いますが、
お身体をお大事に、がんばってください!