【#18】名音大学 國副平剛さん

 

このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。

地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。

今日は「地域の元気を支える人」ご紹介します。

その活動、その名も「名音大学」!

大学といっても学校ではありません。

今回のささえびとは、奄美大島、大和村名音集落、名音大学の國副平剛さんです。

 

🏝️ユネスコ世界自然遺産への登録のニュース、そちらも沸いているんじゃないですか?

奄美大島全体が沸いてますね!でもここからがスタートだと思ってます。

山や海、自然の生き物、海岸の砂浜を残していくと盛り上がってます。

 

🏝️「名音大学」ってどんな集まりなんでしょうか?

名音大学は奄美大島の大和村、名音集落に住んでいる有志で結成した、地域おこしのグループです。

現在若手を中心に10名で活動しています。

 

🏝️國副さんも名音のご出身です!

名音集落出身の45歳。名音大学の学長。普段のお仕事は、島のバスの運転手さん。🚌💨

 

🏝️ちなみにどうして名前に「大学」をつけたの?

名前には、地元をもっと学ぼう!地元にもっと関心をもとう!というねらいがあります。

 

🏝️活動を始めたきっかけは?

名音集落は、少子高齢化が進んでいて、小学校の規模縮小も続いています。

住んでいる自分たちも楽しめる地域おこしを行うことで、

まずは地域の人たちにもっと名音を好きになってほしい!

名音の子どもたちを元気にしたい!と願って活動を始めました!

「名音は楽しいところだよー!」を発信することで、名音に遊びに来てくれる人が増えて、

さらには名音に住んでもらえたら、移住へとつながったらいいなと願っています。

 

🏝️どんな活動をしているんですか?

年間を通していろいろな企画をしているんですが、

最近は、地元を流れる「名音川」での川遊びを企画しました。

(安全確保の草刈り作業、川の中で鍋を食す、タナガ捕り、ブランコ・浮き袋設置、大和村外の子ども達と集落の子ども達との交流会など)。

あと、SNS映えをねらって、手作りの「どこでもドア」ならぬ「どこかにあるドア」の設置しています。

夏休み期間中は定期的に場所を変えて、名音の自慢のスポットを1周する計画にしています。

 

🏝️訪れる皆さんからの反応もあるんじゃないですか?

実は「名音に住みたいけど家はないの?」という声をいただくことが多くなりました。

実際に3年前に観光で名音に立ち寄ったことがきっかけになって、一組の親子が千葉県から移住してきました。

 

🏝️どんなご縁だったんですか?

3年前に、一人旅で名音をたずねて来たのがきっかけです。

その中で名音大学のメンバーと知り合って、その後も友人を連れて度々名音を訪れて、交流を重ねていったんですが、

昨年「名音に移住したい!」と相談を受けまして、

名音大学のメンバーで、集落内の空き家をリフォームしました。

2週間くらいかけて、周りの草を刈ったり、木を切ったり、台所を改修したり、床を貼り換えたりして、

今年3月に迎えることができました。

現在は、この方も名音大学のメンバーになって、活動の様子などをSNSで発信してくれています。

 

🏝️これからどんな風に、地域を支えていきたいですか?

名音を魅力的な集落にしていくことで、人口増加にもつながると実感させられています。

空き家を解体したり、リフォームして、住宅を確保して、移住者を誘致したいです。

名音大学の活動をさらに活発化させて、働く場所の確保もできればと思っています。

そして集落の子ども達に、「名音集落が一番」と言ってもらえるように、

これからも様々な活動に挑戦していきたいです!💪✨

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