まるで宝石!『密かな部屋-きらめく昆虫標本-』
毎週金曜日は、県外のお出かけ情報。
福岡市天神にある、アートギャラリー三菱地所アルティアムで
3月11日(日)まで開催中の『密かな部屋-きらめく昆虫標本-』について、
ディレクターの鈴田ふくみさんにうかがった。
いま注目の昆虫学者といえば、九州大学准教授の丸山宗利さん。
丸山さんが九州大学総合研究博物館から厳選した、
約2,000点を超える昆虫標本、昆虫画、植物画などが展示される。
目指したのは、”大人向けで、これまでにない昆虫標本の展覧会”。
九州大学で旧帝国大学の頃から使用されていた、
歴史的家具のチェストや標本箱を用いて、
アンティークな雰囲気で『密やかな部屋』を演出している。
そのイメージは小川 洋子さんの小説「薬指の標本」がベースになっていて、
まるで時間が止まったような空間を感じることができる。
その中にキラキラと「きらめく」のが、まるで宝石のような昆虫たちだ。
金や銀にひかり輝くプラチナコガネ、青や虹色の羽根を持つモルフォ蝶、
光沢が美しいツヤクワガタなど、
綺麗なだけでなく格好良い昆虫も展示されている。
美術ギャラリーならではの、ひと味違う昆虫標本の展覧会は、
美しいものを見たい人、また、虫が苦手な人さえ魅了する。
展覧会を監修した丸山さんは、400万種の昆虫標本を管理しながら、
国内外に昆虫調査に出向き、新種の昆虫をたくさん発見している、まさに昆虫博士。
厳選された昆虫標本は、自然界の中で芸術的美しさを持つ宝石だ。
ぜひその目でご覧あれ!
開館時間:10時~20時 会期中の休館日:2月20日(火)・21日(水)
入場料:一般400円、学生(大学生):300円、高校生以下:無料
問い合わせ:092-733-2050(アートギャラリー三菱地所アルティアム)
2月9日11時40分ごろ放送「たんぽぽ倶楽部」 たんぽぽお出かけ隊 より