レブナイズの「じんけんスポーツ教室」
プロバスケットボールチーム、鹿児島レブナイズは、2012年から「じんけんスポーツ教室」を開いている。
講話の時間を設け、バスケットボールを通して学んだことや大切にしてほしいことを小中学生に話す。
選手とスキルコーチを兼ねる氏家豪一さんは先月、吉野小学校で開かれた教室で、子供たちにこう語りかけた。
「みんなが、こうしてバスケットボールが出来るのは当たり前ではなく、
支えてくれる保護者や指導者がいてくれるから。
世界には、シューズやユニフォームを身につけることができない子供たちもいる。
だから、とても幸せな環境の中で、今自分が出来ることに精一杯取り組んで、頑張ってほしい」
氏家さんがバスケットボールを始めたのは、高校生になってから。
担任の先生に叱られ、「バスケ部に入れ!」と言われたことがきっかけだった。
それまではいろんなことに劣等感を持ち、失敗することが怖くて、本気で取り組むことから逃げていた。
でも、ドリブルが出来たりシュートが入ったりという、小さな事から自信がつき、バスケの楽しさにのめりこんでいった。
たくさんの出会いといろんな人の手助けで、夢を追いかけプロバスケットボール選手になれた。
「今、自分は何をやっても駄目だと思っている子供たちがいたら、“頑張って苦難を乗り越えた先には、笑顔になれることがある!夢を叶えられる可能性は無限だ”と伝えたい」
12月23日(土)24日(日)は、鹿児島アリーナで試合に臨む。
選手として活躍する氏家さんの姿に、勇気と元気をもらえそうだ。
~12月7日(木)10時40分頃 『たんぽぽ倶楽部』海童が行く より~