出会いはサニークーペ 「一所懸命」を胸に
今週末、4(土)・5(日)に開催の『かごんまマイカーフェスタ』を主催した県自動車整備振興会の皆さんにお話をうかがった1週間。
金曜日・トリを飾ってくださったのは、南九州自販の代表取締役、平田義輝さん。
マイカーフェスタでは、各ディーラーの最新の車の展示とともに、昔懐かしいオールドカーが並ぶ。
お話から、車への愛情が伝わってくる平田さん。平田さんが、車業界に入られたきっかけはというと・・・。
50年ほど前、平田さんが小学生だった時のことだ。
徒歩で通学していた平田さんの目の前で、同級生がお兄ちゃんが運転する車から降りてきた。
その車は、当時の青年たちの憧れ、日産のサニークーペだった。
その時の衝撃を覚えたまま、地元の工業高校を卒業して、東京の日産プリンスに就職した。
最初に乗った車は、「ケンメリ」の愛称で親しまれた、スカイラインだったそうだ。
同世代の平田さんとえっちゃん、思わず、当時のCMソング「ケンとメリー~愛と風のように~」を口ずさんだ。
還暦を迎えた平田さんが心がけていることは、「常に一所懸命であること。目の前にあること一つ一つに一生懸命でなく、一所懸命に頑張るというのが私のスタンスです」。
平田さんの背中を見て、一人息子さんも今年から東京で車業界に進んだ。
息子に対する厳しい言葉も出たが、将来を楽しみにしている父親の“愛のムチ”だろう。
カラオケで歌ったり、人前で話したりするのが得意だという平田さんに、ご自分でリクエスト曲の曲紹介をしていただいた。
イントロが流れてくると・・・「都会への憧れから、地元工業高校の卒業を待って東京に出たのが今から40年前。私の人生とかけ合わせ、この歌を聴いていただきたいと思います!宮路オサムのナンバーから・・・風来ながれ唄~♪」
テンポがよく、哀愁漂う平田さんの口調に、えっちゃんからも大きな拍手が送られた。
11月3日10時40分ごろ放送(えっちゃんのたんぽぽ倶楽部 内 海童が行くより)