1月24日(木) ととナビvol.239 ヨロンエビ
今日はまず、「この人だーれだ?」クイズ
ジャンッ!!
シックスパック・・・とは行かないまでも、そこそこ筋肉質のお兄さん!
誰だろう・・・
「私は兵庫県の神戸で生まれてヒメジで育ったんですけど、高校1年生の夏休みに鹿児島に来ていたんですよ。友達4人で。といっても鹿児島市ではなくて、与論島と沖永良部島にやって来たんですね。」
♪神戸から船に乗って与論についた~んですね。(夕方発って、二日後についたそうです)
「リーフの縁のところが白い線になって、手前が水色でリーフの向こうが青色のツートンカラーの美しい海に感動しましたね。」
たしかに。
「百合が浜で星の砂を見つけたり、あと、レンタサイクルで水族館にも行きました。自転車はもう暑くて暑くて、高校生の私たちには何の計画性もなかったので、飲み物を持っていくなんていう発想がなかったんですね。水族館に着いたときに缶ジュースを立て続けに2本飲みましたよ。魚を見た記憶は全くないんですけど、その時に飲んだ不二家レモンスカッシュの味は一生忘れませんね。」
おっしゃるとおり魚は見ていなかったと思われます、なぜなら・・・↓
「当時の与論島は一大観光地で、ビキニのお姉さんがたくさんいて、島中が日焼けオイルの匂いに包まれているような、パラダイスだったですね。高校生の男子には。」
ということは、さっきの海パンのお兄さんは、大富先生!!(・・・って、皆さん気づいてましたよね)
こう見えても、そして、水族館で魚を見ていなくても、大富先生は水産学者なんです。特に、エビやシャコといった甲殻類の個体群生態を最も得意としているらしいですよ。
「先日、私がまだ見たことがなかった大きさは20センチくらいのエビを手に入れることができました。その名は何と、ヨロンエビ。
三島村の、硫黄島の港で釣れたものを三島村役場の方が届けてくれたんです。三島村はおもしろい生き物がたくさんいる、とてもいいところです。」
ヨロンエビは鮮やかな朱色のエビで、イセエビの仲間。赤い背中側は短い毛がたくさん生えていて、触角にも毛が生えている。目はとても小さいです。
ダイバーでもめったに出会えない、ましてや水族館で展示されるのもめずらしいエビです。
「さすがに、このエビを食べたという話は聞いたことがありませんが、私は食べました。頭が大きくて、食べるところは少ないんですが、イセエビやウチワエビほどとはいかないまでも、お刺身はおいしかったです。みそ汁も・・・。」
鹿児島の海にはいろんな生き物がいます。
ぜひとも、それを活かさないといけないですね。