ととナビvol.233 オオモンハタとホウセキハタ
「数年前に、私の研究室にいたハタ君。彼は料理が得意で、私の写真撮影用の魚料理もいろいろと作ってくました。アルバイトで居酒屋の板前をしながら大学院に進学して修士を修了。同時に調理師免許も取得したんですよ~。」
・・・ということで、今日は久しぶりに、ハタの仲間を紹介します。(去年の9月の「アカハタ」以来)
アカハタ以上にその辺にたくさんいるのが↑オオモンハタ。
アカハタよりも大きいです。
「鹿大水産学部の私の授業では、鴨池にある鹿児島市海づり公園で釣りします。実験に使う魚のサンプリングですね。学生はいろんな魚を釣りますが、オオモンハタは毎年釣れる魚。釣り人にもとても馴染みがあるはず。その辺で簡単にハタ(高級魚!)の仲間が釣れるなんて、鹿児島の海はすばらしい!!。」
オオモンハタはいかにもハタらしい形の魚。
体中にたくさんの褐色の斑紋があります。
こういう模様のハタはの中型から小型のものは「ごまあら」とも呼ばれています。
オオモンハタは南さつまの方では「ちゃいぎす(茶いぎす)」とも。。。
そして、オオモンハタによく似たハタが、↓ホウセキハタ。
違いは、オオモンハタの方は尾びれの後縁が白く縁どられていること。尾びれの端を見れば簡単に区別でますよん。
オオモンハタは市場にもよく水揚げされていますが、どんなハタでも「あら」としか表示されないかもしれないのだそう。。。
・・・あら残念
「ハタの仲間は基本的にはおいしい高級魚なんですが、その中でも良しあしがあるので、ぜひ標準和名を表記してほしいと思います。
オオモンハタは、ハタの中では平均的な味わい。刺身↓はとてもおいしい。小型のものは煮付けやバター焼きがおいしいので、皆さん食べましょう!!。」