ととナビvol.211 オニテッポウエビ
🙇🏻:「先週は「錦江湾でサツマテッポウエビ発見」というお話をしましたね。
すでにオオスミテッポウエビも発見していましたから、
明治維新150年の節目の年に、薩摩・大隅の揃い踏みとなったわけです。」(🙋🏻ここ「エッヘン」ですよ)
鹿児島の目の前の海でありながら、世界のどこにもいない生き物がふつうにいる錦江湾。
あらためて、そのすばらしさ、多様性に驚かされます・・・・😌。
🙇🏻:「学術的にもとても興味深いことですけど、
このような発見を起爆剤にして、錦江湾、そして鹿児島の漁業の活性化をはかっていきたいというのが私の一番強い気持ちです!!(🙋🏻:ここ一番大事)
こんなに魅力的な海で漁を行っている漁業者の皆さん、そして、
こんな魅力的な海で獲れる魚を食べることができる消費者の皆さん、
鹿児島の海を誇りに、そして、そこで獲れる魚たちのことを知って、たくさん食べてください。
これが「ととナビ」の願いです。
・・・と熱く語ったところで、今週のエビ話に参りましょう。
今回発見したエビは、テッポウエビ科テッポウエビ属、つまりテッポウエビの仲間ですが、一口にテッポウエビといっても、世界中には300種くらいもいるんです(!)。
そのテッポウエビ、信じられないような生態が・・・
🙇🏻:「テッポウエビはどれも大きなハサミを持っているんですけど、海の中でそれをパチパチと鳴らすんですよ。「指パッチン」ですかね? なので、テッポウエビがたくさんいる海の中は結構うるさいんですね。水中ではその音はある物の音に似ているんですけど、なんだかわかりますか?
!😕
天ぷらを揚げている音なんですね。なので、テッポウエビの出すこの音は学術用語で「テンプラノイズ」っていうんですよ。
!!😳
あと、テッポウエビは鉄砲を撃つんですよ。ハサミをパチンと鳴らすと水に震動ができるんですね。小さな生き物はこの衝撃で一瞬気絶することがあるんですよ。そのすきに捕まえて食べるというわけです。言ってみれば水鉄砲を撃つということですね。」
!!!😱
さあ、そんなポール牧、いや、ガンマンみたいなテッポウエビのなかから一つご紹介しましょう。
オニテッポウエビです。👇🏻
立派なハサミを持っていますね~。大きさは5㎝くらい。鹿児島では食用にはされていませんけど、瀬戸内海では出荷されて売られているところもあるそうですよ。
🙇🏻:「私はこれを素揚げで食べてみましたよ。熱を加えると鮮やかな赤いエビに変身しますね。いかにもハサミとかがかたそうですけど、意外にそうでもないんですね。香ばしくて甘味があって、結構おいしかったですね。やっぱりエビは素揚げがいちばん風味が出ますねぇ・・・」
ビールが欲しくなってきましたね、恵津子さん🍺