シーボルトが渡った出島の「表門橋」復活!

毎週金曜日のこのコーナーは県外のお出かけ情報をお届け。

今回は、長崎市の「シーボルト記念館」で開催中の

出島 表門橋完成記念・シーボルトのDEZIMA」について、

シーボルト記念館の館長、織田毅さんに話を聞いた。

 

ドイツ人の医師だったシーボルトは、植物学者でもあり、博物学者でもあった。

そして、薩摩藩ともゆかりがあった。

1823年、幕末の日本にやってきて、長崎の出島で西洋医学を伝えた

同時に、日本文化の研究や自然の探索も行ったという。

また、帰国後はヨーロッパに日本の文化を広め、日本とヨーロッパを結ぶ架け橋として活躍した。

 

そんなシーボルトの功績を顕彰するためにつくられたのが、シーボルト記念館である。

 

館内ではパネルや映像でシーボルトの足跡を振り返る。

また、彼が使った外科器具や処方せんなど約160点が展示されている。

 

シーボルトがいたころの出島には、対岸と結ぶ「表門橋」という橋が架かっていた。

埋め立てなどで無くなったが、今回、出島復元事業の一環で、11月24日に復元・開通した。

現物より縮小されてはいるが、出島唯一の橋として、その往来が厳しく制限されていたと様子が再現されている。

シーボルトをはじめ西洋の人々、ヨーロッパの珍しい物、新しい文化などが行き来したという時代に想いを馳せながら渡ってほしい。

 

シーボルト記念館では、「表門橋」完成記念で企画展「シーボルトのDEZIMA」を開催。

さらに深くシーボルトと出島の関わりを紹介している。

シーボルトの著書「NIPPON」なども展示される。

 

開催は12月24日(日)まで。月曜休館日。

お問い合わせ:095-823-0707(シーボルト記念館)

 

12月1日11時40分ごろ放送「たんぽぽ倶楽部」 たんぽぽお出かけ隊より

 

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