大隅を知ってもらいたい 情熱がデザインに

開催中の野外展覧会、「大隅アートライブ展~カミは“すみ”に宿る~」。

県内外から11組のアーティストが参加し、石蔵や古墳、公園、神社などで、現地の素材や景観を取り入れたオリジナル作品を展示する。

このイベントの全体デザインを手がけたのが、徳留好恵さん。

短大時代にホームページのデザインなどを学び、デザインの仕事を目指し就職。その後独立し、「ワームサンクスデザイン」を立ち上げた。今年12年目を迎え、紙媒体のポスター、パンフレットやパッケージデザイン、ロゴデザイン、HPデザインなどを行っている。

 

今回のイベントでは、最初ガイドブック冊子だけを担当する予定だったが、表紙を提案したところ、イメージを気に入ってもらい、全体デザインをすることになった。

ガイドブックに使用したのは、勾玉の形。元々大隅に古墳が多く、建国神話や神社など神との関わりもあることから、勾玉の形と大隅半島の地形をかけたデザインを作った。

コンパクトなサイズながらも、歴史やレジャースポット、郷土芸能まで…充実した内容になっている。

「ガイドブックを手にする人に、大隅のことを知ってもらいたいという思いが伝わるように心がけた」という。

プレッシャーや緊張の中で半年間をかけてやり遂げた全体デザインの仕事は、徳留さんにとって、これからの仕事につながる自信と実績となった。

フォトコラージュ作品やグラフィックデザインなど、自分自身の作品づくりをたくさんしていくのが今後の目標だ。

これから、徳留さんのデザインに出会える機会も増えそうだ。

 

 

~11月7日(火)10時40分頃『たんぽぽ倶楽部』海童が行く より~

 

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