みちこ先生がお持ちになったちょっと厚い資料、これは昴の保護者のアンケート。
1000人以上の保護者が答えてくださいました。
嬉しいことや、子どもたちについての悩み、心配事。
そして、子どもたちの将来について心配なこと、思うことついて。
そこで心配事では、多く寄せられたのが「集中力がない。ひとつの事に長続きしない」
このことは、みちこ先生が昨年から今年にかけて学んだ「モンテッソーリ教育」で考えるとよく分かるということで
教えていただきました。
それは小さい頃の育て方にあるんです!
小さい子どもは、好きなおもちゃで遊びますよね。
今時の子どもは、両親や、そのまた両親からもたくさんおもちゃを頂いています。
なので、お母さんとしては、それらのおもちゃ全部で遊ばせたい。
でもその気持ちはよく分かります。
なので、しばらく遊んだら、「そろそろ次のおもちゃで遊んだら?」と言って、違うおもちゃを取り出して与えます。
これが集中力のない子どもを作るんです。
子どもは一つのおもちゃを何度も何度も自分が納得し、満足するまで遊びます。
これが集中力なんです!
マリア・モンテッソーリは、「全ての子どもは自らを伸ばす力、つまり自己教育力を持っている」と述べています。
今の例で言うと、折角子どもが自発的に自分の集中力を育てているのに、親が別のおもちゃを与えることによって
それをできなくしているんです。
またそれが自分が遊びたいおもちゃではなく、親から与えられたものなので、自主性も育ちにくい感じになってしまいます。
子どもが小さいころは「子どもの自分の何を、今、自分で育てようとしているのか」子どもをよく観察してください。
では、小学生・中学生の場合はどうすればいいでしょうか?
お母さん達の希望は、「2時間も3時間も勉強してほしい」だと思います。
でも、それは急には無理なので「これまで10分勉強してたら、倍の20分やってみる」というところから始めてみましょう。
長続きしないのは、理解できない、授業中によそ見をしていて何のことか分からないといった理由から。
なので、自分の得意教科ならできそうですよね。
そして、その教科でクラスで1番になるくらいにやってみましょう。
そうすれば、他の教科も勉強してみようかなと関心が湧いてくるかもしれません。
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