先月から日本の偉人について、お話をしてただいています。
2回目の今回は、宮崎市飫肥出身の外交官「小村寿太郎」です。
小村寿太郎は身長が150㎝ないくらの小柄で、男性でそれも外交官として、
外国の堂々たる体格の人と渡り合うというのは並大抵ではなかったと思います。
その精神力はどのように培われたのでしょうか?
小村寿太郎が生まれたのは1855年。明治維新の13年前です。
小村寿太郎に限らず、江戸時代の末期には3・4才くらいから「四書五経」などを暗記して、
6歳くらいになると内容をきちんと勉強していました。
そういう人たちの勉強量は、計り知れないものがあります
3歳くらいから先ず≪暗記≫をしていた。
つまり≪記憶する脳≫次に≪考える脳≫が物凄く発達していたのではないかと思います。
日本は、その「暗記」するという文化が途絶えてしまったのでないでしょうか?
日本は長い間鎖国をして、太平の世を楽しんでいたところへ、ペリーがやって来て開国を迫られます。
突然、外国の脅威に晒されて、外国との駆け引きや外交折衝などの経験に乏しかった日本は、
外国に学べとばかりに欧米を参考にして、明治5年に新しい教育制度を発布しました。
その時、外国の真似をして、それまでの日本の教育を捨て去ってしまった・・・
とてももったいないでとですよね。
さて、小村寿太郎ですが、その強い精神力は飫肥の産まれであることと無縁ではないようです。
飫肥藩は今の宮崎県日南市の中央にあり、鹿児島県の志布志の右隣に位置しています。
藩主伊東氏の先祖は日向の国を治めていましたが,
薩摩の島津氏と飫肥を巡って激しい戦いが繰り返されており、絶えず大藩・薩摩藩の重圧を受けていたのです。
と、この続きは来月またお聞きします。
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