今週は、こんな質問が届きました。
「どうして柿には甘い柿と渋い柿があるのですか?」
こういう疑問を持
つことは大事ですね!
私も小さい頃、何度か渋い柿を食べて、口の中が大変なことになった記憶があります。
柿には重要な役割があります。
本来ならば猿が柿を食べて、その種を他の場所に落として、新たな場所に柿の木が育つ・・・
そうなればいいのですが、種が出来上がる前に食べられてしまっては、
柿の思惑が外れてしまいます。
なので、実りだした頃は渋く、種が完成し、ポトリと落ちるくらいに熟した頃には動物が食べられる
くらいになっています。
そうやって柿の子孫繁栄は成り立っているんですね。
また渋さの原因は「タンニン」という成分です。
水に溶けやすい性質をもっていて、口の中ですぐに溶けてしまうんです。
渋抜きをすると甘くなりますが、これはタンニン
の性質を変えることで甘くなります。
例えば、焼酎などのアルコールに浸けたり、鹿児島では温泉に浸けたりして
渋抜きをします。
干し柿にするのもいいですね。
皆さんも秋の味覚を楽しんでくださいね。
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