今年も日本人のノーベル賞受賞者が出ました。
ニュースでも多く取り上げられましたね。
受賞した吉野彰さんは、リチウム電池の画期的な開発をしました。
多くの人が持っているスマートフォンやパソコン、電気自動車などに使われているリチウム電池、
この功績が認められ、2人の海外の科学者と共に受賞しました。
小さくてパワーのある電池が世界中で活躍しているんですね。
では、吉野さんはどんな子供時代を過ごしたのでしょうか?
理科に関心を持ったのは、小学4年生の時、化学を専攻していた担任の先生に紹介された1冊の本だったそうです。
その本がイギリスの物理学者であり化学者のファラデーによる「ロウソクの化学」。
この本を読んだ吉野少年は「ロウソクはなぜ燃えるのか、炎はなぜ黄色いのかといった内容で、こども心に化学は面白そうだな」
と思ったそうです。
この本は講演集で語りかける口調になっているので、とても読みやすくなっています。
吉野さんは、粘り強さと柔軟な発想が大事だと話しています。
本から学ぶこと、先生との出会いと本が吉野少年の「心に灯をともす人」だったんですね。
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