先月の番組でも紹介しましたが、今週もこちらの絵本「ナージャの5つのがっこう」からのお話です。
この本は、主人公のナージャが通ったロシア、イギリス、フランス、アメリカ、日本の5つの小学校の教育体験を元に、
日本の教育へのヒントを探るブログがあります。
そのブログから生まれた絵本なんです。
みちこ先生によると、この絵本は考えさせられることが多く、大人が読むべき本だと。
そこで昨年末、みちこ先生は東京に行き、ナージャさんに会ってきたそうです。
絵本以外のこともたくさん伺えたそうです。
印象的だったのは、テストの内容です。テストでは、教科書、電算機を持ち込んでもいいテストが多かったそう。
これは教科書にも書いていない、電算機を使ってもわからない、つまり暗記では解けない問題だということです。
知りたい方は「バカロレアの入試問題」で検索してみてください。
また、よその国には留年があったり・・・
日本ではないことが他に国にはあり、日本だけがないことがあったり。
それに、驚いたのは、授業中に書くノートは、鉛筆ではなく青いペンで、鉛筆を使うのは絵や算数の図形を描くときだけ。
間違ったら消せばいい鉛筆と、消せないペン。
つまり書き直しができないので、ちゃんと文章を考えて、文字も間違えずに注意して、配置も決めてから書き始める。
真剣さが増し、それによって「よく考える」訓練になることのこと。
このことから人間形成につながるんですね。
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