「映画とは違う」「大きくて驚いた」溝辺中2年生が海の仕事の現場に潜入 鹿児島

霧島市の中学生が海の仕事に触れました。若い世代に海の仕事の魅力を伝えようと、27日、造船所などの見学会が開かれました。

27日午前、鹿児島新港に停泊中のフェリー波之上を見学したのは、霧島市の溝辺中学校の2年生18人です。

見学会は、海の仕事を知ってほしいと、鹿児島運輸支局が2008年から毎年開いていて、子どもたちは特等の客室や操舵室を見てまわりました。

午後は、鹿児島市七ツ島の造船所を訪れ、船舶の修理や検査などを見学しました。この日のために準備されていた「溝辺中」の文字に切り抜いた鉄板が披露され、子どもたちは部品を加工する技術の高さに触れていました。
また、普段は見られないフェリーの船底についているプロペラの大きさなどに驚いていました。

(中学生)「見えない部分にもあんなに大きいものがあったのだと、びっくりした。性別の境目もなく、みんな楽しそうに仕事をしていたのでいいなと思った」

(中学生)「映画では簡単にしているようなことが、実際は連携が必要だし、技術が必要ということが一番違うと感じた。船の関係で仕事している人はすごいと思った」

(鹿児島運輸支局 木本昭二さん)「海の仕事について身近に働いている人がいないと触れる機会がないと思うので、今回の機会を今後に生かしてほしい」

鹿児島運輸支局では、今後も子どもたちが海の仕事と関わる機会をつくりたいとしています。