イケメン島津戦国武将と恋愛?義弘や豊久も登場 妙円寺詣りや鹿児島の観光・歴史がゲームに

鹿児島の歴史や観光をテーマにしたスマホ向けアプリゲームの配信が、26日から始まりました。鹿児島ゆかりの戦国武将との恋愛や、ゲームに登場する特産品を実際に買える仕組みもあります。

26日から配信が始まったゲーム「うたた往時のなつかしや」。日置市の伝統行事・妙円寺詣りに参加していた女子高生が戦国時代の鹿児島にタイムスリップし、島津義弘や島津豊久などの武将と交流したり、時には恋愛しながら進めるゲームです。

妙円寺詣りは、関ケ原の戦いで敵中突破をした島津勢の武勇をしのぶ伝統行事で、鹿児島三大行事の一つです。しかし、参加者は2015年は8万人でしたが、おととしは2万人、去年は4万9000人と減少傾向です。

ゲームは、多くの人に行事に興味を持ってもらいたいと、鹿児島地域振興局の事業で、鹿児島市や日置市などの若手職員が企画しました。鹿児島市に拠点を置くゲーム会社「アプリファクトリーはるni」が手がけ、製作期間は2年、開発費はおよそ1000万円です。

(鹿児島地域振興局 林田優也さん)「伝統行事は若い人に馴染みがないと思うので、10〜30代の女性をターゲットにしたゲームアプリで若い人にも知ってもらえたら」

登場するキャラクターは島津義弘や家臣を中心に、12人。

(記者)「島津義弘?かっこいいですね」
(鹿児島地域振興局 林田さん)「どのキャラクターも個性豊かなので、ぜひ推しキャラを見つけてほしい」

武将たちを仲間にして「関ケ原の戦い」などを舞台にしたバトルや、鹿児島の歴史や観光についてのクイズを楽しむことができます。

キャラクターをレベルアップさせるアイテムも「ふくれがし」や「さつま揚げ」など、鹿児島ならでは。ゲーム中に気になった特産品は、実際に買うこともできます。

(鹿児島地域振興局 林田さん)「聖地巡礼という形で、妙円寺詣りなど鹿児島地域に足を運んでいただいたり、鹿児島の特産品を購入していただいたり、リアルにつなげられれば」

26日から配信が始まった「うたた往時のなつかしや」は、スマートフォンやタブレットで無料で遊ぶことができます。