「拉致問題について関心をもって」啓発週間にあわせ鹿児島県庁でパネル展・ライトアップも

毎年12月10日から16日までは国などが定めた「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。鹿児島県内でもパネル展やライトアップなどの取り組みが始まりました。

県は啓発週間に合わせて、各地域振興局や支庁などで拉致問題に関するパネル展を開くことにしています。

県庁でも11日から始まり、拉致被害者17人の顔写真や、1978年に日置市の吹上浜で増元るみ子さんとともに拉致された市川修一さんの兄・健一さんからのメッセージなど12点が展示されています。

(県くらし保健福祉部社会福祉課 上原三奈子課長補佐)「パネル展を通じて、皆さまに拉致問題に対する理解と関心を深めていただければありがたい」

県庁でのパネル展は今月15日まで開かれています。

啓発週間初日の10日夜は、鹿児島市のアミュプラザ鹿児島の観覧車「アミュラン」が青色にライトアップされました。青は拉致被害者と家族を結ぶ「青い空」をイメージした色です。

また、鹿児島市の鶴丸城跡の御楼門も青くライトアップされました。御楼門のライトアップは、啓発週間中、今月16日まで行われます。