新型コロナ 80代女性死亡 鹿児島県内は新たに6人感染

鹿児島県内で新型コロナウイルスによる直接の死者が、初めて確認されました。4日は新たに6人の感染も確認され、累計で262人となりました。

鹿児島市によりますと、死亡したのは鹿児島市に住む80代の女性で、新型コロナウイルスによる肺疾患が原因だったということです。鹿児島市では先月、新型コロナウイルスに感染して入院していた90代女性が死亡しましたが、死因は持病によるものとみられていて、新型コロナウイルスが直接の原因とみられる死者は、県内では初めてです。

鹿児島市は会見で、遺族の思いについて触れました。
(鹿児島市保健所 吉住嘉代子参事)「親族はご本人に会うことも叶わなかった、看病もできなかったという思いを強く持っている。一方で、コロナへの偏見があるので、皆さん温かく見守ってくれていると思うが、もし親族が亡くなったことで、何か言われたらどうしようという思いもある。通常私たちが家族や親族を亡くす時より、悲しみに加え、苦しみを遺族は持っている」

4日は、県内では新たに6人の感染が確認されています。いずれも鹿児島市で、高齢者施設のクラスター関連の40代男性、東京から来ていた30代女性、20代女性、30代男性、30代女性、60代女性です。

なお、県は新型コロナウイルス感染症や支援制度など様々な問い合わせに、一元的に対応する相談窓口「コロナ相談かごしま」を6日の午前8時半から始めると発表しました。
電話番号は、099−833−3221で24時間対応します。