鹿児島県の大規模接種1回目終了 9979人接種・8割超が若者
若い世代や妊婦のワクチン接種を進めようと、鹿児島県が行った大規模接種の1回目の接種が26日に終わりました。8割以上が若い世代だったということです。
県の大規模接種の1回目の接種は、鹿児島市と霧島市の会場で今月13日から26日まで行われました。県によりますと、予約のあった1万143人のうち、9979人が実際に接種を受けました。
このうち8292人が16歳から39歳までの若い世代で、8割以上を占めました。そのほか、妊婦やその同居家族・パートナーが443人、小学校・中学校の教職員が151人、幼稚園・保育所などの従事者が98人、モデルナ社製ワクチンの2回目接種ができていなかった人が80人、そして、予約が低調だったことから途中から対象に追加された40歳以上の県民が856人でした。
また、余ったワクチンの調整で、会場近くの事業所関係者や県の職員ら59人も接種を受けました。
この結果について県は、当初の目的であった「若者のワクチン接種加速を達成できた」としています。2回目の接種は来月11日から24日まで行われます。
一方、アレルギーなどでファイザー社やモデルナ社のワクチンを接種できない人のために予約を受け付けているアストラゼネカ社のワクチン接種については、100人の枠に対し、26日夕方時点で残り14人だということです。
なお、政府のデータでは、鹿児島県の全ての年代でのワクチン接種率は26日時点で1回目が62.12%、2回目が51.69%となっています。