【8・6豪雨災害体験談】避難した建物に流れ込む濁流 天井にしがみつき死も覚悟した小6の夏(2023年7月31日 放送)
8・6豪雨災害から今年で30年です。今回は、鹿児島県日置市の女性「清水校区」さんから「避難先でも濁流に襲われ死を覚悟した」体験談です。
「当時は小学6年生で、両親と出かけていましたが、雨の降り方がおかしかったので早めに車で帰ろうとしました。
そして、鹿児島市の清水小学校の近くに来た時、氾濫した川の水に浸かって車が動かなくなり、近くのマンションの1階にあった事務所に避難させてもらいました。
しかし、流れて来た木があたって事務所のガラスが割れ濁流が流れ込み、避難していた人たちと机に乗って天井にしがみついていました。
その時、正面の建物にいた人がライトで合図してくれて、ビルの上に住んでいる人が気付き、ロープを伝って助けに来てくれたのです。
そのおかげでビルの上に避難して一夜を過ごすことができ、今、命があります。死ぬのを覚悟していたので、助けてもらってからの記憶はあまりありません。
避難させてくださった方やライトで照らして下さった方、本当にありがとうございました。」