鹿児島県は13日、新型コロナウイルス感染者などへの誹謗中傷の防止などを柱とした緊急支援対策を発表しました。
13日に発表した新たな緊急支援対策で県は、誹謗中傷の防止を行うとしています。県内ではこれまで、姶良市で1例目の感染者が確認された際、根拠のないうわさや誤った情報が出回ったほか、4例目の感染となった男子高校生については、SNSで感染した生徒を責めるような書き込みが一部で確認されました。
こうしたことから県は、県警などと連携してインターネットの書き込みのチェックや、県に相談窓口を設置し、感染者に加え、感染者を受け入れた医療機関の医師や看護師らへの誹謗中傷についても防止するとしています。
また、働く場の創出として、感染拡大の影響で失業や休業、内定を取り消された人などを対象に、県の補助事務員として50人程度採用することなども発表しました。緊急支援対策について県は、「予算を確保でき次第、速やかに実施したい」としています。