新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査の件数が、28日は鹿児島県内で107件と急増し、36日ぶりに3桁となりました。
県内のPCR検査の件数は、今月は1日平均16件ほどで推移し、減少傾向にありましたが、28日は107件に急増。感染者と接触した人の検査が多数行われた先月22日以来、36日ぶりに3桁となりました。
107件のうち、95件が鹿児島市が依頼して行われた検査で、鹿児島市の検査数は27日の4件から大幅に増えました。検査が急増した理由について鹿児島市保健所は、「どのような人が検査を受けたのかは把握していない。検査するかどうかは医師が判断するため、理由は分からない」としています。
ただ、今月からは検体の採取ができる帰国者・接触者外来が増えたことや、鹿児島市では保健所を介さずに医師の判断で検査を依頼できる「PCRセンター」が設置されたことで、検査を受けやすい体制が整ってきていることが要因ではないかとしています。