今月21日に予定されているH2Bロケットの打ち上げを前に、種子島の1市2町は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、見学者に島を訪れないよう呼びかけています。
種子島では今月21日にH2Bロケット9号機の打ち上げが予定されています。過去のロケットの打ち上げでは、数千人の見学者が島を訪れています。種子島には高齢者が多く、医療機関も少ないことから種子島の1市2町は、「新型コロナウイルスが発生すると島全体が生命の危機にさらされてしまう」として、11日付で文書を発表し、来島自粛を呼びかけています。
ロケットの発射場がある南種子町では、感染拡大を防止するため、打ち上げの見学場となっていた町内4か所の公園と競技場を閉鎖することを決めています。
なお、H2Bロケット9号機は、今月21日午前2時半ごろに打ち上げられる計画で、JAXAでは、打ち上げの様子をインターネットでライブ配信する予定です。