「海外の夏休みの過ごし方」
お盆休み、みなさんはどう過ごされましたか?お墓参りに出かけたり、盆提灯を飾ったりしましたか?
呉汁・かいのこ汁はたくさん食べましたか?
日本ではお盆休み・夏休みを故郷で過ごすのが一般的ですが、海外では夏休みどのように過ごしているのでしょうか?
気になり調べてみました!今回の山口プロモーションでは海外の夏休みの過ごし方についてご紹介します!
フランス~「バカンス」という言葉の発祥の地~
夏休みにはおよそ1ヶ月の長期休暇をとるフランス人もいるようです。休暇をとる時期は7月8月で、7月に夏休みをとる人を「Juilletistes(ジュイエティスト)(7月組)」、8月は「aoûtistes(ウティスト)(8月組)」と呼びます。バカンスは国内の山や海に出かけてゆっくり過ごすようです。バカンスの行き先で特に人気なのは南フランス。南東部の高級リゾート地「コート・ダジュール」やエキゾチックな港町「マルセイユ」、パリのような雰囲気もある「モンペリエ」など、地中海に面した地域に行き海でのんびりするそうです。海では主に日光浴を楽しむそうですよ。また、フランス人は夜型の人が多く、夜にはよくパーティが開かれるため、荷物にはパーティ用のドレスも欠かせないそうです。
スペイン~海でのんびりしたあとはバルでお酒を~
スペイン人もバカンスといえば海!バルセロナ近郊の海(playa(プラヤ))などでゆっくり過ごします。少なくとも2週間のお休みをとって、海の近くにある別荘にいくそうです。スペインの人を含めヨーロッパでは別荘(セカンドハウス)を持っていることは珍しくないようです。別荘は戸建てからマンション、貸しアパートメントまで様々です。お休みの目的はゆっくりすること、何もしないこと。ビーチで本を読んだり、泳いだり、ゆっくり過ごして、ご飯を食べに別荘に戻り、またビーチで日光浴。夕方になったらバルで家族や友達と遅くまで楽しく飲んで、次の日の朝はゆっくり起きる。また、スペインにはイギリスやドイツ(ゆっくりできるビーチが少ないため)からも旅行客が来ているので、海岸はバカンスの期間たくさんの人で賑わいます。
フィンランド~夏の太陽を有効活用、4週間以上の休暇をとるのが義務の国~
フィンランドでは、4週間以上必ず夏休みをとることが義務付けられています!羨ましいですね。北欧ではこの時期「白夜」となり一日中太陽が沈みません。午後9時頃でもお昼のように明るく、夜遅い時間でも街には人が溢れ路上でバイオリンを弾く人や家族みんなで焚き火やバーベキューを楽しむ人の姿が見られます。また、スウェーデン人の半数は「サマーハウス」という夏にゆっくり過ごす別荘を持っていてそこで夏休みを過ごす人が多いです。北欧の人々は日光浴が好きで、よく晴れた日には公園に水着を着て寝そべっている人がたくさんいます。まるでビーチのような光景が街中の公園に広がっています。湿度は低く気温も30℃を超えることがないので心地よい日光浴ができるそうです。冬になると日照時間が極端に少なくなるため夏の太陽を大事にしている印象です。
アメリカ~近年、長いお休みがなくても楽しめる方法が流行~
ヨーロッパ諸国に比べると休暇の期間は短めの約7日間が一般的のようです。
近年アメリカで流行っているのが「ステイケーション」というもの。これはステイ(stay-at-home)とバケーション(vacation)を組み合わせたアメリカ発の造語で意味は地元でバカンスを楽しむことです。特に同じ街ややや近いところの憧れのホテルに泊まり、美味しいものをいただく、美味しいワインを飲むなど非日常を味わうのがこのステイケーションの良さなんだそうです。
韓国~日本と同じくお盆休みがある国~
お隣の国、韓国のお盆休み・夏休みは「秋夕(チュソク)」といって旧暦の8月15日(2017年は10月3~5日)にあたる日の前後だそうです。この秋夕はお正月の次に長いお休みです。秋夕には日本と同じく、家族と過ごすために帰省します。帰省先では家族と共にお墓参りもします。米粉を使った菓子「松餅(ソンピョン)」を供え、自分たちも食べます(豆や胡麻、栗などを餡にしていて色鮮やかです)。この秋夕はご先祖様に感謝するとともに、秋の収穫にも感謝するという意味込められています。また、秋夕には交通機関・道路が混雑し、お店もお休みのところが多くなります。
ヨーロッパでは2~3週間長期休暇をとり、海に行き、ゆっくりと過ごすというのが一般的のようですね。
ただ、ここまで長くたくさんの人が休んでしまうと、不便なこともあるようです。
それは観光地も含めてお店が閉まっていること。この時期にヨーロッパ旅行へ行くと、
行きたかったお店が閉まっていた、交通機関・各種施設の利用時間が
夏休み仕様ということもありますので注意が必要ですね。
また、アメリカのステイケーションは私たちもできそうですよね。
温泉がたくさんあり、離島もたくさんある鹿児島県はステイケーションにぴったりだと思います。