新年最初のあいらじおでは、「柁城カルタ」を紹介しました。
加治木にある柁城小学校。
創立150周年を迎えます。
その柁城小学校の歴史や、加治木の史跡、学校行事などがカルタになっています。
このカルタの発起人、神田由美子さんにお話を伺いました。
神田さんも柁城小学校の卒業生で、実は私、財津は1、2年生の時に柁城小学校に通っていました。
カルタを作るきっかけは、神田さんが高校卒業後に東京の大学に進学し、寮生活を送る中で、
「自分の地元の事をしらないまま、東京に来てしまった」と感じたからでした。
食べ物は言えても歴史は知らない、これではいけない。
子どもたちにも、自分の育った故郷に誇りを持ってほしいという願いで、
15年くらい前、当時のPTAなどに声をかけ、カルタを作ることになりました。
カルタの絵札と読み札は当時の小学6年生が、卒業間際の時間で作成。
すぐに書いてくれたそうです。
そして、裏にはPTA役員が説明を加えました。
子どもらしい元気な絵や、その時にしか描けない絵が今もカルタになって残っています。
この日は、現在柁城小学校6年生の2人にも好きなカルタを読んでもらいました。
草苅祐大さんと藤井來遥さんです。
家で家族で遊んだり、雨の日に学校でカルタ遊びをしたりするそうです。
こうやって今も子どもたちが大事に遊んでくれていることに、神田さんも嬉しそうでした。
柁城小学校では、毎年カルタ大会をしています。
コロナの影響で昨年はできませんでしたが、今年は2月に開催予定。
ちなみに、カルタ大会には神田さんも行かれて、柁城カルタの話をするそうです。
そしてカルタ大会での子どもたちは、それはそれは慣れた手つきで取るのが速いとか。
それだけ子どもたちに浸透しているんですね。
お正月、大人になった卒業生の方も、久しぶりにカルタを紐解いてみませんか?