快勝で初の準決勝進出 香川との昇格決戦へ 鹿児島レブナイズ

バスケットボールB3リーグレギュラーシーズン上位8チームによるプレーオフが4月19日に開幕。3戦2勝方式のトーナメントで争われ、プレーオフの上位2チームがB2昇格となるサバイバル。レギュラーシーズン3位の鹿児島レブナイズは、6位の横浜エクセレンスとホーム西原商会アリーナで対戦しました。

【GAME1 4月19日】

開始直後からゲインズJrの連続3Pでリードしたレブナイズ。高さのある横浜に対してリバウンドでも競り勝ち、堅い守りで前半51-35と16点差を付けます。後半、相手ディフェンスのプレッシャーやゾーンにミスを誘われ、残り5分で5点差と追い上げられます。しかしそこから武藤・中島の3Pなどで突き放しに成功。終了間際にはユース育成特別枠選手の15歳加賀谷のプロ初得点も飛び出し、83-65で勝ちました。

16得点に加えて今季最多15リバウンドでゴール下を支配した#31ロート

☆鹿児島  27 24 11 21 | 83

★横浜EX 20 15 20 10 | 65

#23 ゲインズJr:25得点

#31 ロート:16得点・15リバウンド

#5 ゲール:13得点

#11 森田:2得点・5アシスト


【GAME2 4月20日】

昨季を超える準決勝進出を一目見ようと3429人が押し寄せた第2戦。序盤からレブナイズが躍動します。激しいディフェンスで横浜の得点を10点に抑えると、相手ファウルで得たフリースローを次々に沈め、1Qで12点リード。2Qにはチームで3Pを7本決めてさらにリード。前半で大量24点差を付けます。後半に入っても攻守の手を緩めないレブナイズは、速攻で森田、武藤とつないでロートのダンクを演出するなどチームバスケットを徹底し6人が二桁得点。さらに大卒ルーキー嘉数がプロ初得点も記録し、106-78で連勝。初の準決勝進出を決めました。

横浜の高さにひるまずリングへアタックし続けた#12藤田

☆鹿児島  22 32 32 20 | 106

★横浜EX 10 20 25 23 |  78

#5 ゲール:18得点

#23 ゲインズJr:14得点

#11 森田:12得点

#1 中島:11得点

#9 藤本:11得点

#32 武藤:11得点

◆カレロHC『全員がしっかり集中して、エナジーを持って試合に臨むことができた。100%の力を出せたのは、満員のアリーナの後押しもあったと思う。チームは本当にいい状態。セミファイナルは非常に重要な試合となる。私たちの準備は整っている』

◆武藤キャプテン『無事準決勝に駒を進められたことは本当に良かった。両日3400人を超えるたくさんの方々の後押しのおかげで勝てたと思う。100点ゲームで勝ちはしたが、点を取られすぎだと思う。ディフェンスの強度をチームとして上げていければと思う試合だった。準決勝は簡単に試合が進むとは思ってないので、どれだけ自分たちがシーズンやってきたことを徹底できるかが鍵になってくる。チームでしっかり準備して臨みたい』

◆藤田『1年前の借りが返せた。自分たちのやりたいことができたことが結果に繋がったと思う。B2に上がりたいと自分もチームも強く思っている。3000人を超える会場の中でバスケットが出来て、鹿児島にいて良かったと思った。応援してくれている人たちと共に上のカテゴリーで戦いたいし、自分たちが戦っているところを見せたいと強く思った。チームが苦しい時を知っているのは僕しか今はいない。この環境は当たり前ではないので、レブナイズを絶やさないようにしていくことが自分の役目だとも思っている。コーチ陣から言われたことをしっかり遂行できれば勝てると思うので、チーム全員で臨みたい』

準々決勝の結果、鹿児島レブナイズとともに、福井ブローウィンズ、香川ファイブアローズ、徳島ガンバロウズの4チームが準決勝進出を決めました。B2昇格がかかるレブナイズの準決勝の相手はレギュラーシーズン2位の香川。4月27日からアウェー香川で対戦します。

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