尾崎選手が準優勝! 南部九州総体・フェンシング

(鍛えたフットワークで、相手を斬る尾崎選手(右))

鹿児島を中心に開催されている高校生アスリートの祭典、インターハイ「南部九州総体2019」。
今大会に入って初めて、県勢が表彰台に立ちました。

霧島市で行われているフェンシング競技。
7月29日までの3日間は、フルーレ・エペ・サーブル、各種目の個人戦が行われました。

女子サーブル決勝トーナメントには、鹿児島南高校2年の尾崎世梨選手が進出。年代別の日本代表にも選ばれている尾崎選手は、去年、1年生で全国3位に入り、今年は地元大会での優勝を狙っています。

試合前には、チームメイトが撮影した対戦相手の動画で戦術を確認した、尾崎選手。
チームメイトの「支え」を力に変え、決勝トーナメントを順調に勝ち上がり、玄海高校(福岡)の高橋千里香選手との決勝戦へ。年代別日本代表でも顔を合わせるライバルとの対戦になりました。

前半は、相手ペースで試合が進み、なかなか自分の動きができなかった尾崎選手。ポイントが開き始めたところで、冷静に、自らを落ち着かせます。
すると、徐々に自分の動きを取り戻し、ポイントを重ね詰め寄りますが届かず。去年より順位を上げ、2位表彰台に立ちましたが、尾崎選手に笑顔はありませんでした。
試合後のインタビューでは、来年の「頂点」、チームメイトと戦う団体戦での頂点に向け、気持ちを切り替えていました。

一方男子サーブルでは、鶴丸高校1年の高山幸大選手が初のインターハイで3位表彰台に立ちました。

フェンシング競技は、7月30日が最終日。霧島市の牧園アリーナで男・女の団体戦が行われます。

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