ジュニア世代が躍動! 県陸上選手権
今年秋の三重国体への出場権をかけた陸上競技の県選手権大会が7月2日から4日の3日間、鹿児島市で行われ好記録ラッシュとなりました。
県ナンバーワンの座を掛けた陸上の県選手権では、延期となった2年後の「かごしま国体」での活躍が期待されるジュニア世代が躍動。
男子ジュニアB3000メートルでは、出水中央高校1年の玉目選手と松下選手がトップ争いを繰り広げます。
レースはラスト300メートルで仕掛けて前に出た松下選手が、そのまま玉目選手を振り切り優勝。
ライバル同士が競い合った結果、ともに大会記録を13年ぶりに更新しました。
レース後、優勝した松下俊海選手は「入学してからずっと、玉目君には一歩先を行かれていたので、どうしても食らい付くぞという気持ちで最後まで走りました。三重国体に向けてしっかりと準備を進めて行きたいです。」と力強い表情で話しました。
また、男子ジュニア1500メートルでも、スタート直後からハイペースでレースを進め、一度もトップを譲ることがなかった鹿児島城西高校1年の立迫選手が14年ぶりに大会記録を更新するなど、男子ジュニアの中・長距離は、これからが楽しみになるレースが続きました。
年齢に関係なく行われる女子100メートルハードル決勝は、県記録保持者の大村美香選手(南国殖産所属)と鹿児島南高校1年の有川実花選手の「みか対決」に。
有川選手はこの日、ジュニアのハードル種目で県新記録を出すなど、勢いそのままに決勝に臨みます。
序盤は有川選手がついていくものの、最後は大村選手が突き放し13秒68の大会新記録で優勝しました。
レース後、優勝した大村美香選手が「みかちゃんが隣にいたので…後輩が追いかけてきているので、まだ負けられないです。国体で鹿児島県に貢献できる走りがしたいです。」と笑顔で話すと、もうひとりの「みか」の有川実花選手は「大村さんはやっぱり速かったです。高校3年間で大村選手の県記録を更新して全国で戦える選手になりたいです。」とこれからの目標を話してくれました。
この他、男子400メートルでは、川薩清修館高校出身で明治大学4年の橋元優成選手が46秒93で県記録を更新するなど、今後が楽しみな記録が次々に生まれる大会となりました。