近代五種・岩元選手(東京五輪日本代表)が知事表敬

(恩師の本村一男さん(右:元鹿児島実業高校水泳部顧問)と塩田知事を表敬した岩元選手)

東京オリンピックの「近代五種」競技で日本代表に内定した、鹿児島市出身の岩元勝平選手が6月21日に、鹿児島県の塩田知事を表敬訪問しました。

岩元選手は鹿児島市出身の31歳で、鹿児島実業高校卒業後に自衛隊に入隊。その後に競技を始め、現在は東京の自衛隊体育学校に所属しています。
岩元選手が出場する近代五種はフェンシング・水泳・馬術・射撃・ランニングの5種目の総合得点を競う競技で、岩元選手は全日本選手権で4回優勝したほか、アジア大会や2016年のリオデジャネイロ五輪にも出場するなど、国内のトップを走ってきました。

2019年11月には、中国で行われた東京オリンピックの「予選会」にあたる「アジア・オセアニア選手権」で日本人トップの7位に入り、アジア地域の東京オリンピック出場枠を獲得したため、ほぼ日本代表内定の状態となっていましたが、2020年にコロナ禍で東京五輪が延期に。不安な日々を送ったとも話します。
その中でも、リオ五輪の反省を生かし、フェンシングの強化などに力を入れてきた1年…。ランキングなどに影響する大会が全て終わった6月18日に、日本近代五種協会が正式な内定を発表しました。

知事表敬後、報道陣の質問に答えた岩元勝平選手は、
「温かいエールや応援の言葉をいただいて、鹿児島のパワーを背負って、精一杯頑張っていけたらと思う。かっこいい姿を見せられればと思います。」と笑顔で語り、大会に向けての準備が整っている雰囲気を感じさせました。

東京オリンピックの近代五種競技・男子は、東京都府中市の武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、8月5日(木)にフェンシングのランキングラウンドが、また7日にフェンシングのボーナスラウンドと他4競技が行われます。

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