日本代表の戦い、続く…。 「もうひとつのW杯」

8月5日にスウェーデンのカールスタッド市で開幕した、知的障がい者サッカーの世界選手権、通称「もうひとつのW杯」。
今回で7回目を向かえたこの大会は、FIFAワールドカップの年に行われる知的障がい者サッカーの最高峰の大会で、今回は世界の強豪9カ国が参加しています。
代表チームを率いるのは、姶良市役所職員の西眞一監督。出水養護学校教諭の泉谷光紀さんがコーチ、さらに、DF谷口拓也選手とMF原良田龍彦選手など、コーチングスタッフも含め鹿児島県勢が多いチームです。

(ポーランド戦で競り合う谷口選手 (C)Koichi Saito/JFFID)

予選リーグ初戦では、現地時間8月6日に、優勝経験のあるポーランドと対戦。
県代表チームでも中心的存在の谷口拓也選手も先発出場した試合では、前半に先制しながらも、1-2と逆転を許してしまった日本代表。
試合後、西監督は
「選手は、最後まで諦めずに走り、勇敢に戦ってくれました。プラン通り先制し、優位にゲームを進めていましたが、隙をつかれました。結果は、非常に残念なものとなりましたが、切り替えて次の試合に向けて、よい準備をしたいと思います。」と予選リーグの白星に向けて気持ちを切り替えていました。

(サウジアラビア戦での日本代表 (C)Koichi Saito/JFFID)

現地時間8月8日に行われた第2戦では、大会3連覇中の強豪・サウジアラビアと対戦。
日本チームの狙い通りの全員攻撃・全員守備のハードワークで前半を0-0で折り返しましたが、後半30分に失点してしまい0-1で敗戦。
この結果、日本代表は予選リーグで2敗となり決勝トーナメント進出はならず、順位決定トーナメントに入ることになりました。

(ロシア戦でも途中出場した原良田選手 (C)Koichi Saito/JFFID)

そして8月10日、予選リーグ第3戦・最終戦となったロシア戦。
どうしても欲しかった白星を目指した日本代表ですが、前半に先制しながらも、試合終了間際に逆転を許し1-2の惜敗。
予選リーグでは強豪3カ国を相手に、白星をあげることは出来ませんでした。

この結果、日本代表は現地時間8月14日から始まる順位決定トーナメントに進み、5位を目指すことになります。

なお「松木スポーツ」では、大会期間中の模様をリポートします!

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