3年後の「かごしま国体」も視野に! 県中学陸上大会
3年後の2023年開催が決まった「かごしま国体」。出場選手が入れ替わる少年世代は、現在の中学3年生から小6の世代が「ターゲットエイジ」対象選手になります。
鹿児島市では11月1日に、その中学生たちの陸上大会が開かれ、新記録も生まれました。
県内各地から約1300人が参加した大会には、「中学最後の大会」になる3年生も出場しました。
男子共通800mには、先月の全国大会で優勝し、3年後のかごしま国体でも活躍が期待される舞鶴中3年の坂元龍晟選手が出場。
スタート直後に飛び出しレースを引っ張ると、2位との駆け引きも繰り広げ、残り300mでスパートし記録更新を狙います。
自身の持つ県中学記録には1.8秒届かなかったものの1分56秒54の大会新記録で優勝しました。
レース後、坂元龍晟選手は「県中学記録を狙っていたので悔しい。高校生になったら高校記録を更新して、かごしま国体でも優勝できるように頑張りたいです。」と笑顔で話してくれました。
棒高跳には、県内の女子中学生で唯一の競技者・頴娃中3年の田原夕愛選手が出場。
自身の持つ県中学記録の1cm更新を狙った2m82の試技を2回目で見事クリア。これまでの記録を塗り替え、中学生最後の大会に花を添えました。
田原選手は「陸上部の仲間や両親に支えられてきたので、恩返しになるよう、県中学記録更新の跳びがしたいと思って跳びました。次の目標は、高校で全国大会に行くことと、かごしま国体に出場することです。」と、出場できるようになる国体への思いも話しました。