県高校総体が今年も開幕! 自転車ロードでは杉野(南大隅3年)が優勝


県高校総体が今年もスタート!開幕戦となった自転車競技のロードレースが、5月15日に錦江町で開かれました。

4年ぶりに開かれた「照葉樹の森サイクルジャンボリー」。
プロチーム・シエルブルー鹿屋や鹿屋体育大学の選手たち、さらには、小学生から70代まで総勢113人が参加したこのイベントでは、県高校総体の開幕戦となった自転車競技・ロードレース種目も行われ、高校生15人がエントリーしました。

錦江町の花瀬大橋から照葉樹の森ビジターセンターまで、高低差が500メートル以上ある11キロのコースで争われた県総体。

(プロ選手たちの先頭集団についていく 南大隅高校3年・杉野<紫ユニ>)

レースは序盤、縦長の展開からプロ選手を中心とした6人の先頭集団が形成されます。
その中には、去年のインターハイ・4キロ速度競争で優勝し、日本自転車競技連盟のジュニア・ロードの強化指定選手にも選出されている南大隅高校3年の杉野翔一選手の姿が。杉野選手は、プロ選手を相手に一歩もひかず、互角の戦いを見せます。

中盤、カーブが連なる登りでシエルブルー鹿屋の木村が単独アタック。
杉野選手は2位集団につけ、前を走る木村を追います。

終盤まできつい登り傾斜が続くレース、先頭でゴールしたのはオープン参加でシエルブルー鹿屋の木村純気。そして、大会1位でフィニッシュしたのは、プロ選手との競り合いを制した南大隅高校の杉野選手でした。それでも杉野選手は納得しない表情を見せました。

(プロ選手を振り切って総合優勝を果たした 南大隅高校3年・杉野翔一選手)

レース後、杉野選手は「負けちゃったので悔しいです。プロ選手に勝って優勝を狙っていたので、最後離されてしまい悔しい。今年は高校最後の年なので、全日本とインターハイの優勝を目標にして、悔いの残らないようにと言い聞かせ精いっぱい頑張りたい。」と悔しさをにじませながらも、今シーズンの目標を話してくれました。

その後、選手たちが続々とフィニッシュ。その中には唯一の南大隅高校以外の高校からエントリーした志學館高校2年の峠(たお)龍之介選手の姿も。垰選手は粘りの走りを見せ高校生7位でゴール。南大隅高校の一角を崩し、上位8名に与えられる九州大会の出場権を獲得しました。

【高校生の結果】
男子
1位(総合1位) 杉野  翔一(南大隅)25分20秒
2位       木之下 海斗(南大隅)27分15秒
3位       米倉  湧太(南大隅)28分33秒
女子
1位       重久 あゆみ(南大隅)36分56秒
2位       兼光  未悠(南大隅)38分54秒

優勝した杉野選手をはじめ高校生の男女上位8位までの選手は、6月に長崎県で行われる九州大会に出場し、8月のインターハイを目指します。

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