南九州市の小正月行事について♪
ポニー3号、松下愛です🚗💨
今日、1月15日は、「小正月」ということで、南九州市に伝わる行事について
ご紹介しました😀
中継にお邪魔したのは、南九州市知覧町郡の知覧平和公園内にある
ミュージアム知覧です🏢
こちらは、旧知覧町をはじめ、さまざまな地域の歴史的な資料や、文献などを展示している施設です📜
お話を伺ったのは、こちらのお2人…😊
ミュージアム知覧の学芸員をされている、新地浩一郎さん(左)と、上田耕さん(右)です✨
今回は知覧町に残る小正月行事「カセダウチ」について、またお正月の門松についてお話を伺いました🎙
「カセダウチ」は、小正月前夜、14日の夜に行われているもので、
それまでの1年間に新築の家を建てた方を祝福する行事なんだそうです💡
元々は、その家を建てた大工さんたちが、自分が誰だか分からないように、七福神に変装して、
その方の家を訪ねていたそうなんですが、最近は七福神だけでなく、
自分が誰だか分からないような、面白い変装をして神様になりきり、楽しませる方もいらっしゃるそう😂
変装した神様たちは、有りもしない目録(車を100台!など…笑)を読み、
家内安全や、食べ物に困らないように、と願いを込めて大黒様を送るそう👼
実際に送られた大黒様も展示されていましたが、手の平に乗るサイズの物や、
更に小さな可愛らしいサイズの物まであり、お顔やポーズも様々‼
ただ、全てその家の方の幸せを願って作られたものなので、
見ていると、とても温かい気持ちになります💗
真っ黒な大黒様ばかりですが、これは全て木で作られたもので、
台所に飾るため、煤で真っ黒になってしまうそうです👤
また家の皆さんは、神様の正体を探るべく、まるで食べられない御馳走を振舞うそうです🍽
これは写真を見て、話を聞いて、本当にビックリ😳
右下のお吸い物には、生きたおたまじゃくしが🐸
右上の小鉢に乗っているのは、松笠を味噌で和えたもの🌲
竹筒で出されるとっくりには、お酒でなくお酢などが入っているそう😱
このような食事などで、神様を驚かし、神様の声を聞くことで、その正体を探ります🗝
この行事は国や県に指定されたものではないため、毎年しっかり行われる行事ではありません😧
一番最近行われたのは4年程前だそう⏰
南九州市に、また知覧町に住んでいても、この行事を知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、
伝統の小正月行事、多くの方に知って頂いて、受け継いでいってもらいたいです😌
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また、他にも小正月に関連する面白い物を知覧の武家屋敷群で見つけました😎
それが、こちら⬇
立派な門の前に、2つ小さな木が立っているのが分かりますか❓
実はこちら、武家屋敷群に伝わる正月飾りで、時期に合わせて3回形を変えるんです☝
まず、第一形態が大正月飾りの門松で、年末に用意されます🎍✨
下には、バケツ4杯分のシラスが円錐状につまれ、その上に、松・竹・ゆづり葉を立てて
薪の割れ木を3本ずつ、合計6本横に置いて飾ります😊
1月7日以降は、第2形態にするため、第1形態の門松は鬼火焚きで燃やしてしまうそう🔥
第2形態は、シラスの上に、トゲのあるタラの木とイヌガヤの木の葉を立てます🌿
トゲのある葉を多く使うのは、先のとがった葉が魔物を防ぐと言われているそうです💥
そして小正月になると、飾りも第3形態へと変化していきます🔜
1月14日以降になると、タラの木とイヌガヤの葉を取り除き、
代わりにネコヤナギの木を薄く削りかけ、渦上に残したものをシラスにさして、
エノキの枝にサイコロ状の餅(メノモチ)を付けたものが飾られます🍡
お餅は、近くで見るとこのような感じになっています🔍
正月は、悪いものが横行していると言われる月なので、悪いものが入ってこないように
3段階にわたって飾りを代えて、悪いものを防いでいるんだそう💡
これらの飾りも、地域の関係者の皆さんの高齢化により、途絶えそうになりましたが、
地域の皆さんが、これまでの制作者の皆さんの指導を頂きながら門松を作り、
伝統文化を受け継いでいこうと取り組んでいらっしゃるという事でした⚒
鹿児島県内でも、それぞれの地域で様々な小正月の行事があるようです🙂
地域の皆さんが大切に受け継がれている伝統行事、これからも多くの方に知って頂き、
ずっと続いていってほしいです🍀
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今日のラジオ中継は、こちらから聞くことが出来ます📻
8時40分頃のスマイル中継、9時30分頃のエンディング中継
どちらもチェックしてみて下さい📡