鹿児島の夏の風物詩『六月灯』
ポニー1号から薗田です♪
7月に入ってそろそろ本格的な夏がやってくるな~と思う方も多いんじゃないかと思うんですが、鹿児島の方はこの時期になると『六月灯』を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?今日は鹿児島の夏の風物詩『六月灯』と、そして六月灯で飾る灯ろうについて、いづろ商店街振興組合・青年会長の有馬明治さんにお話を伺いました!
六月灯は旧暦6月に県内の神社や寺院でそれぞれ日を定めて行われる夏祭りです。鹿児島の方には「ロッガッドー」という名でも親しまれていますよね♪
始まったきっかけは諸説あるそうですが、元々は薩摩藩2代藩主の島津光久が、上山寺新照院の観音堂を造立して参拝した際に、自分の母親の供養の為に沢山の灯ろうをつけさせたので、檀家でもこれに習い灯ろうを寄進したのが始まりとだと言われているそうです。
有馬さんは小さい頃からこのいづろ通りに住んでいて、近くの神社の六月灯に行ったり、また灯ろうに絵を描いたりもしていたんだとか。
今回、有馬さんにお話を伺ったのにはもう1つ理由がありまして、実はいづろ商店街振興組合の方を中心に去年から「みんなで作ろう“夢灯ろう”灯ろうに願いを」というプロジェクトが始まったそうなんです!六月灯の時期に合わせて灯ろうを作り、天文館に飾ろう!というものなんですが、イベントや近くの小学校の児童を中心に、なんと400個の灯ろうを製作したんだとか!
元々、天文館には「ゆかた祭り」の灯ろうがここ数年飾ってあるんですが、目線の上にあるということで、子供達でも見られるような場所に飾りたい!そしてその灯ろうに子供達の夢を描いて欲しい!という想いでスタートしたそうです。また、六月灯について知るきっかけにもなるんだとか。
できた灯ろうはこのようにいづろ商店街振興組合の皆さんが手作業で飾っていきます。とっても大変な作業ですよね・・・
ただ去年も、灯ろうを作った子供達が家族と一緒に灯ろうを探しにくる光景が沢山見られたそうで、とてもやりがいを感じたんだとか。
商店街の皆さんも、風などで飛ばされた灯ろうをいづろ商店街振興組合の皆さんのところまで届けてくださったり、また、自ら直して飾ってくださったりしたんだそうです・・・とても嬉しいことですよね(*^_^*)
灯ろうには、絵や願いがかかれています♪1つ1つ見るのがとっても楽しくて心が癒されました(#^.^#)
子供達に、こういった小さい頃の思い出が増えると、地元、そして商店街をこれからも守っていきたい!という、地元を愛する気持ちにも繋がりますし、これからもずっと続いて欲しいなと思いました♪
この手作りの灯ろうは7月5日~7月17日、そして8月1日~お盆頃の予定でいづろ通りに飾られるそうです!
六月灯は屋台ももちろん楽しみですが、改めて六月灯という文化についても考えてもらいながら、灯ろうも、合わせて楽しんで頂きたいなと思います♪