今日ご紹介するのは、いろは歌の31番目の「け」の歌です。
賢不肖 用ひ捨つると いふ人も 必ずならば 殊勝なるべし
まず、言葉の意味から。
- 「賢不肖」の「賢」とは、賢い人のこと。「不肖」は、愚かな人を指します。
- 「用ひ捨つると」は、賢い人は登用するが、愚かな人は避ける、採用しないといった意味です。
- 「必ずならば」とは、必ずそうできるならば。
- 「殊勝なるべし」とは、感心なことや、立派なことをいいます。
賢不肖 用ひ捨つると いふ人も 必ずならば 殊勝なるべし
歌の意味です。
まつりごと=政治を治める際に、賢い人だけを登用して、愚かな人を採用しないことは、極めて重要ではあるが、実際には大変難しいことである。
つまり、政治を執り行う時に、政治の裏には、様々な陰謀や色々な策略がつきもので中々思い通りに事が運ばないものだ。
しかし、それが実行できたら、感心する・大したものだといった意味です。
賢不肖 用ひ捨つると いふ人も 必ずならば 殊勝なるべし
この歌、皆さんの明日のお役に立てれば幸いです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日ごわんそ!