薩摩の教え

水野さんにとって、西郷とは~水野貞吉さんのお話③

山形の地で西郷さんの教えを今も伝え続けていて下さる庄内南洲会の理事長・水野貞吉さんへのインタビュー。最終日の今日は、水野さんにとって、西郷さんはどんな存在かをお伺いしました。


(水野さん)「人を大事にされる…ということは、今のドラマの中でも感じさせるものがありますし、また、『真』というものを通された、そういう方なのかなと思います。そして、政治とか外交、文明、国のあり方…そういったことへの見識の高さも感じる。」

(岩崎)人として惹きつけられる・・・?

(水野さん)「人と話をされる姿勢とか。ある時は厳しく、ある時は穏やかに。そういう場面も見られるが、その中には、相手に対する配慮というものが非常に感じられることが多いと思う。」

(岩崎)南洲翁遺訓を輪読会で伝えながら、そういうことを感じ続けていらっしゃる?

(水野さん)「そんな大それたことではないんですけど(笑)、先人から引き継いだものを大事にしながら、より多くの人にこの西郷先生の精神を理解していただき、現代に活かしていただきたい…と」

(岩崎)西郷さんの人徳を感じながら伝え広めていって、よりよい人、社会作りをしていくと…?

(水野さん)「そうですね。私もこういう(理事長)立場に立ってからまだ6年、あるいは、もう6年。まだまだ分からないことも、難しいこともたくさんあります。
ですが、西郷先生の精神を遺訓という形で先人が遺されていますので、これを是非多くの方に読んでいただきたい、その中から一つでも二つでも心に通ずるようなことがあればいいなと思っております。」

(岩崎)これからも長く、一人でも多くの方に、そういった思いを伝えていってください。ありがとうございました。。。


明日は最終回です!

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