今日ご紹介するのは、いろは歌の21番目の「な」の歌です。
名を今に 残しおきける 人も人 心も心 何か劣らん
まず、言葉の意味から。
- 「人も人」とは、皆同じ人間だということ。
- 「心も心」とは、人と違った心ではない、すなわち同じ心であるということを差します。
名を今に 残しおきける 人も人 心も心 何か劣らん
歌の意味です。
後世に名を残した素晴らしい人であっても、やはり私達と同じ人間だから、心も同じで、変わりはないはずだ。心は同じで、なんの優劣もない。
だから私達も努力し、修養を積めば、世に名を残すことができるだろう。
つまり、精進・努力することを諭しています。
「な」の歌は、日新斉が自分自身を戒める歌であり、また励ましの歌でもあります。
名を今に 残しおきける 人も人 心も心 何か劣らん
私達も後世に名が残るよう、努力していきたいものですね。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日ごわんそ!