いろは歌

いろは歌「ね」(20番目の歌)

今日は、いろは歌の20番目の「ね」の歌をご紹介します。

ねがわずば へだてもあらじ いつわりの 世にまことある 伊勢の神垣かみがき

まず、言葉の説明から参りましょう。

  • 「ねがわずば」とは、人間として持ってはいけない願いのこと。
  • 「隔てもあらじ」とは、分け隔てもあるまい、といった意味です。
  • 「伊勢の神垣」とは、伊勢神宮のことを指しています。
ねがわずば へだてもあらじ いつわりの 世にまことある 伊勢の神垣かみがき

歌の意味です。
『どんなに嘘・偽りの多い世の中であっても、伊勢神宮の神様は公平に見ているから、私達が無理なお願いさえしなければ、人によって分け隔てをすることは、ないであろう』
つまり、私達があまりにも無理な欲望を持たなければ、神様は公平に導いてくださると教えた歌です。

ねがわずば へだてもあらじ いつわりの 世にまことある 伊勢の神垣かみがき

度の過ぎた欲望を持たないことが大切なのですね。
それでは、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また来週。毎日めにっごわんそ!

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