ととナビvol.354 ハオコゼ
先週もお話しましたが、去年くらいから本当に釣りが人気。。コロナ禍で、楽しみが少なくなってしまってしょんぼりしているときに、「そうだ、海へ行こう!」と思い立つ人がたくさんいるわけですね。最近釣りを始めたばかりという人も多いんじゃないでしょうか??
大富先生:「最近はエサ釣りよりもルアーが人気ですよね。中には魚とのやりとりこそが醍醐味、ということで、釣れた魚をリリースする人もいますよね。私的には、釣れた魚はぜひ持ち帰って食べてほしいんですけどね。」
私たちが遊びで釣る魚は、とりすぎ、つまり「乱獲」に当てはまる心配はまずありません。それよりも、海を守るという観点からも、魚を食べる人が減ることの方が深刻。ぜひ、海に興味をもって、魚を釣って、釣れたら持って帰って、おいしく食べてくださいね!
さて、先週は、釣れたときに知らずに触ると危ない魚・ハチをご紹介しましたが、そんな魚は他にもけっこういます。
今日ご紹介する ハオコゼ もそんな魚の一つ ☟
カサゴ目ハオコゼ科の、大きくても10cmくらいのかわいらしい魚。でも背びれに毒がありますから、釣れても素手で触ってはいけません。
大富先生:「食べるとおいしい魚なんです。なので、私は背びれに触れないように気をつけて持ち帰って、食べます。皆さんは無理に真似をしなくてもいいですけど、私は「内臓がない象」状態にして、素揚げで食べます。とてもいいおつまみになりますね。」
うきゃ~(昆虫食みたい)
大富先生:「ハオコゼの毒は加熱すればなんともなくなるんです。なので、調理の際には背びれを切り取らなくてもいいんです。皆さんがもしも自分で調理して食べることがあれば、十分気をつけてくださいね。もしも刺されたら患部を熱めのお湯につけましょう。ひどいときにはお医者さんに行きましょう。」
そこまで危険を冒してトライしなくてもいいですからね。