ととナビvol.327 マイクロプラスチック問題

今日は、RN.のもとんがたさんからコーナー宛に届いた「マイクロプラスチック」に関するお尋ねのお手紙をご紹介。

≪内容≫

毎朝の散策で、河口近くを歩いていらっしゃるのもとんがたさんは、たくさんのごみを目の当たりにして、ゴミ拾いをするようになったそう。ゴミの中にはたくさんのプラスチック製品も含まれていて、やがてそれがマイクロプラスチックとなって海を漂うことを想像し、大富先生に「マイクロプラスチックが私たちの食生活にもたらす影響」について質問をお寄せくださいました。

 

大富先生によると・・・

 

①小さな海洋生物がエサと間違って食べたりして体内に入ると、食物連鎖で大型の魚へ…、そしてそれを人間が食べたら…。マイクロプラスチックは、有害物資を吸着しやすい。つまりそれは、有害なものが体内に入り込んでしまうということ。

 

②マイクロプラスチックは、実は、歯磨きの研磨剤や洗顔料などの中にも入っていて、これらは元々小さいのでとてもやっかい。水道に流すとそのまま海へ。。。

 

③マイクロプラスチックは大気中にも放出される。つまり、直接人体に取り込まれたり、あるいは野菜などの陸上の作物にも付着したり。魚だけではなく、地球上のあらゆる物に影響があると言っても過言ではない。

本当に考えるだけで重い気分になってしまいます。。。

レジ袋有料化しても、それで満足して立ち止まってしまってはいけないですね。

マイクロプラスチックは地球規模での大きな問題です。しかし、海の生き物だけに影響しているわけではありません。考えすぎると何も食べられなくなってしまいますので、この問題は将来に向けて真剣に考えつつ、漁業を守るために地魚はぜひ食べて欲しいと思います。

 

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