ととナビvol.344 イトウオニヒラアジ

おとといは節分でした。
節分とくれば「いわし」・・・ではなく、オニの付く「アジ」のお話をしましょう。
その名も、 イトウオニヒラアジ

そもそも、オニアジという魚も、オニヒラアジという魚も実在するのですが、それに「イトウ」がついたイトウオニヒラアジはとても珍しい魚。
その貴重なイトウオニヒラアジが1匹、大富先生に送られてきたんだそう!
クリスマスイブに!!
しかも伊東さんから!!!
大富先生:「イトウオニヒラアジは、太平洋西部とインド洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布していますが、日本にはいないとされていたんです。が、2007年に初めて日本の海で発見されました。」

獲れた場所は、南さつま市笠沙町沖の定置網。成長すると全長80cmを超える大きな魚ですが、日本ではまだ小型の若い魚しか確認されていません。しかも、南さつま市だけでしか。

大富先生:「イトウさとんは、その笠沙町の定置網で働く漁師、伊東正英さんです。ずばり、イトウオニヒラアジを日本の海で発見した人。そう、イトウオニヒラアジの「イトウ」は、伊東さんの「イトウ」というわけ。その伊東さんから届いたイトウオニヒラアジ。しかも、届いたのは12月24日。・・・まさしく伊東さんは私にとってサンタさんなんです」

届いたのは全長30cm、体重340gの若い魚だったそう。それを、半分はお刺身で、もう半分を天ぷらでいただきました。

イトウオニヒラアジはアジ科ギンガメアジ属の魚で、この仲間はとてもおいしいんだそう。
若い魚だとまだ脂ののりが少ないんですが、イトウオニヒラアジはこのサイズでも脂の甘みが強いのが印象的だったそうですよ~。
大富先生:「また食べたいです。」
ですって、サンタさん(/・ω・)/

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