ととナビvol.162 ウチワフグ

先週は、暑い夏の風物詩“金魚”のお話でした。

今日は第2弾、“うちわ”話です。

 

皆さんは「うちわ」のつく海の生き物、いくつか思い浮かびますか・・・?

 

🙋🏻:「ととナビでやったウチワエビ!」

 

そう、それもひとつですね。鹿児島ではおなじみのエビですよ。

他にも、ウチワザメやウチワハゼという魚がいます。ウミウチワという海藻もあります。

これらは体全体、あるいは体の一部がうちわに似ていることからそんな名前になりました。

 

で、今日紹介するのは、ウチワフグ

 

🙋🏻:「フグとくれば、“提灯”では・・・?」

でも、これはウチワフグ。全長40㎝くらいのフグ目ウチワフグ科の魚で、トラフグなどが属しているフグ科ではないので、狭い意味での「いわゆるフグの仲間」ではないんですけど。

 

フグの仲間は敵を威嚇するときなどにおなかを膨らませるんですが、上の写真は、おなかを広げて(平べったく)、うすい黄色のきれいなうちわになったところ。

黄色いスケスケのうちわ。。。涼しそうですね。

そして、前から見るとこんな顔👇をしていますよ。

うけるぅ~👽

 

ウチワフグは、こう見えて(?)実は深海魚。

奄美や沖縄に多い魚で、大富先生が手に入れたのは与論島沖の水深250mの海域で釣られたものだそう。

狙って釣るのではなく、他の魚を狙っていて間違って釣れる魚。

おまけに皮がかたくて剝くのが面倒なので、雑魚扱いです。そして無毒

だれでも自分でさばいて食べることができ(漁師さんは、自分で食るそう)、

きれいに皮を剝せば、ほーら、こんなに素敵なオブジェに変身~💃🏻👇🏻

 

お、おめめが・・・・・😵

🙇🏻:「この、漁師のみぞ知る魚を、私も食べてみました。

与論島の漁師さんたちは煮付けやから揚げで食べることが多いとのことなので、私も煮付けとから揚げで食べてみました。

全くくせのない白身で、煮付けは歯触りもよく、けっこうおいしかったですよ。

から揚げもホクホクで、まさにフグの仲間という感じでしたね。」

 

🙇🏻:「いかがですか?みなさん。暑い夏、皆さんもウチワフグを食べてみたいと思いませんか?漁師さんに水揚げしてもらって、ぜひ流通させましょうね。」

させましょうね!

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