【#29】YRA大和ラグビーアカデミー 川下 光さん
今週もお聞き頂きましてありがとうございました!
「日本を元気に!あなたの街のささえびと」リポーターの鶴園直子です。
このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。
地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。
今回は「島の子供たちの元気を支える人」です。
今日の舞台は、奄美大島大和村にある大棚小学校。
週に1回ここで、大和村内に住む小学生を集めて「タグラグビー」を指導していらっしゃる
「YRA大和ラグビーアカデミー」 の 川下 光さん をご紹介します!
YRA大和ラグビーアカデミーは、どんな活動をしているの?
元々、地元の社会人ラグビーのチームなんですが、
週に1回毎週日曜日に、大和村内の小学生を対象に、大棚小学校で「タグラグビー」を教えています。
今年で9年目になります!
現在、私を含めた2人の指導者で、10名の子供たちを教えているんですが、
九州大会に行くのを目標に練習をしています!
「タグラグビー」って、普通のラグビーと何が違うの?
タグラグビーとラグビーは、ほとんど同じルールなんですが、
一番の違いは、腰にタグ(ひも)をつけてプレーすることです。
タックルや接触をなくした、より安全面に特化したラグビーになります。
子供たちに「タグラグビー」を教えたいと思ったきっかけは?
実際に地元の社会人チームでプレイしていて、私がラグビーが好きだから・・・ということもあるんですが、
もう1つ、子供たちに団体競技の面白さを知ってほしかったからです。
大和村は過疎化が進んでいて、児童数が少ないので、
どうしても団体競技をするには人数が足りず、個人競技しかできなかったんです。
川下さんご自身の学生時代は・・・?
私自身も大棚小学校の出身なんですが、
当時も団体競技をするのは難しく、小学校中学校は水泳をしていました。
高校に入ってから団体競技をやってみたいなと思ってサッカー部に入りましたが、
そんな経験から、地元の子供たちに少しでもスポーツの幅を広げてあげたい、
チームプレイの良さを知ってほしいと思い、教え始めました!
個人競技とはまた違う、チーム競技(団体競技)の良さ。
ラグビーでよく「One for all, All for one」という言葉を聞くと思うんですが、
1人でできるんじゃない、1人でも乱したりすると、チームが機能しなくなる・・・。
相手をうやまったり、
敵・味方なく健闘をたたえ合ったりするという、ラグビーの考え方が素晴らしいなーと思ったのも、
「タグラグビー」を教えたいと思ったきっかけの1つですね!
普段どんな練習を?
主に走る練習とボールを使った練習ですね!
ランニングをしたり、ラダーというはしごを横に倒したような形の器具を使って、
瞬発力を鍛えたり、ステップの練習などをしています。
子供たちの変化というのも、教える楽しみの1つ!
できなかったことができるようになったり、元気に挨拶できるようになったり、
小学生が高学年になるにつれて、リーダーシップを発揮して、
年下の子たちにいろいろ教えたり、面倒をみたりするのを見て、
幸せを感じます。
これからどんな風に子供たちを支えていきたいですか?
これまでは小学生を対象にしていたのですが、
今年の1月から、大和村内の未就学児にまで対象を広げて、週1回「親子うんどう教室」を始めています!
飛んだり、走ったりという基礎的な運動を、親子で楽しみながらやっているんですが、
今後も、とにかく今やっていることを継続していって、
子供たちの元気な声や笑顔を支えていければと思います!