鹿児島県立博物館で開催中!「口永良部島の自然」
鹿児島県立博物館で2月25日(日)まで開催されている「口永良部島の自然」について
学芸主事の金井賢一さんに伺った。
口永良部島は、屋久島町の西、約12キロの所にあり、
新岳と古岳の2つの活火山がある。
2015年の新岳の噴火で火山の印象があるが、
実は「緑の火山島」とも呼ばれていて、
特徴的な植物や動物などがいる自然いっぱい島なのだ。
この企画展では、今も活動を続ける火山と、そこに生きる植物、動物、
そして人々にスポットをあて、魅力溢れる口永良部島の自然を紹介している。
展示では…
2015年の火山噴火と、その後の昆虫や植物の様子を、
博物館の調査・研究を基に、パネルや写真、標本などおよそ400点を展示。
また、標本ではなくそのままの状態を観察できる「実体顕微鏡」を使って、
アリの標本を観察するコーナーもある。
なんと、このアリ、噴火で火砕流が起きたが地中で生き延びていたことが、
調査でわかったんだそうだ。驚くべき生命力!
その他の注目展示はというと…エラブオオコウモリの標本だ。
国の天然記念物に指定されていて、翼が長いのが特徴的。
羽根を広げた全長が70cm~80cmほどもある大きなコウモリで、
飛んでいると、羽の音がするほどだとか。(聞いてみたーい)
2月11日(日)午後2時からはミュージアムトークも予定。
標本やパネルなどの展示物に詳しくお話が聞ける。
入館料…無料 開館時間…午前9時から午後5時まで
休館日…毎週月曜日。月曜日が祝日の場合は火曜日が休館。
詳しくは博物館のホームページを。
お問い合わせ…鹿児島県立博物館 ℡:099―223―6050まで。