TOYOTA街角ステーション!「鹿児島菓子舗山下 ギャレット・デ・ロワ」
明けましておめでとうございます。
トヨタ街角ステーションリポーターの鶴園直子です
今年も楽しいドライブ情報、
テイクアウトの情報をお伝えしてまいりますので、
どうぞよろしくお願いします
今年1回目の今回は「 鹿児島市 」から、
新年に欠かせないという、あるお菓子をご紹介しました。
今回お伺いしたのは、鹿児島市新屋敷町。
鹿児島中央警察署近くにあります、「鹿児島菓子舗山下」です。
今年で創業から75年になる、
鹿児島市で長く愛される老舗のお菓子屋さんです。
現在は、東京や福岡で長く修業をされた、3代目の山下秀一郎さんを中心に、
お店の歴史を守り続けていらっしゃいます。
さて店内には、
見た目にも美しいケーキをはじめ、
和菓子やオリジナルのコンフィチュール、
また、山下さんご自身が焼き菓子もお得意とあって、
ちょっと珍しいフランスの伝統菓子などが並んでいたりと、
焼き菓子も充実しているのも特徴だと思います。
そんな中で、
実はこの時期だけお目見えするという、
ちょっと楽しい焼き菓子があるんです。
その名も「ギャレット・デ・ロワ」。フランスの伝統菓子です。
ギャレットは円形の平らなお菓子、
ロワは王様という意味なのだそうですが、
フランスでは、1月6日のエピファニーと呼ばれる「キリスト教の祭日」にちなんだ、
新年に欠かせないお菓子で、
クリスマスが終わると、街のケーキ屋さんやパン屋さんに、ギャレットが並び始めるのだそうです
(正式には1月8日に食べるようですね)
山下さんご自身も修業時代、
親方さんから、
「クリスマスが終わって安心しているかもしれないけど、菓子屋はギャレット・デ・ロワが終わってからが正月や!!」
と教わり続けたそうで、
今でも修業時代を思い出す、思い入れの強いお菓子なんだとか。
ギャレット・デ・ロワは、18㎝のホール状なんですが、
こちらでは、国産の発酵バターをたっぷり使って、
丁寧に層にしたパイ生地で、
よくタルトに使われる、「クレームダマンド」と呼ばれるアーモンドクリームを包み、
焼きあげています
山下さんでは、アーモンドクリームに、よりコクを出すために、
カスタードクリームを混ぜ込んでいるそうなんですが、
これによって食感もしっとりとした感じになっています
また、洋酒を加えることで、食べた時にふわっと洋酒の風味が香ります
とても香り豊かで、贅沢な気分になるお菓子
おいしさのポイントは、焼き具合
粉にしっかり火が通るまで焼きこむこと
常に焼き具合をイメージしながら、黄金色のパイに仕上げていらっしゃるようです
そんな丁寧に焼き上げられたパイ生地は、ザックザクの食感
バターの香りが深くて、とても香ばしいお味です
ちなみに、
このギャレット・デ・ロワには、食べる際の楽しみ方があります。
丸いホール状のギャレット・デ・ロワをみんなで切りわけながら食べるのですが、
このパイの中に「フェーヴ」と呼ばれる小さな陶器のお人形が、1つだけ隠されているんです
これに当たった人は、その日1日王様・王妃様となって、王冠をかぶり、みんなから祝福を受けます
また、その1年を幸せに過ごせるとも言われているそうです
ちなみに私、このフェーヴを当てちゃいましたー
親指大くらいのかわいいフェーヴが入っていたのですが、
中には、このフェーヴのコレクターさんもいらっしゃるほどの人気なのだそう
王様が被る王冠もちゃんと入っているので、
家族や仲間でわいわい運だめし皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか?
皆さんに幸せが訪れますように
<場所> 鹿児島市新屋敷町。鹿児島中央警察署近くの、城南通り沿いにあります。
<営業時間> 朝9時半~夜7時半
<定休日> 水曜日
<お値段> 18㎝のホールで2200円。(今月中旬頃まで販売する予定)
<お問合せ> 099-222-3576