桜島の玄関口に新しいカフェが登場「MINATO Café♪」

鹿児島まちの駅連絡協議会の皆さんに、電話をつないだ1週間。

最終日は、NPO法人桜島ミュージアム・MINATO Cafe店長、植村恭子さんにうかがった。

 

MINATO Cafeは、桜島港の新フェリーターミナル内にあり、今月20日(火)にオープンしたばかり。

店内は、木をふんだんに使っていて、白壁やオープンキッチンなど、明るくオシャレな雰囲気。

店長として、内装やメニューなど、準備から携わってきた植村さんだが、実は飲食業は初めて。

大学で歴史地理学を学び、その経験を活かし

桜島のミニ博物館「桜島ビジターセンター」のスタッフとして、

ふるさとのシンボル、桜島のPRに取り組んできた。

 

地元の人たちと旅行者の交流の場として、

NPOが新事業のカフェにチャレンジすることになり、植村さんが手を挙げ店長に着任した。

クラウドファンディングを使って、カフェオープンのための資金集めから取り組んだ。

多くの支援者が賛同し、2か月という短期間で目標としていた560万円を上回る643万円の資金が集まった。

たくさんの人の想いと期待が形になった、MINATO Café・・・

『暮らす人も、働く人も、旅する人も、

テーブルをシェアして話してみれば、桜島をもっと好きになる

港にある、皆とつくるカフェ・・・』という素敵な憩いの場になった。

 

最初の客は、外国人の男性旅行客だった。

「コーヒーがすごく美味しい。これからも頑張って!」との声に、植村さんのやる気は、さらに上昇。

フードメニューも増えていく予定だが、中でもサツマイモや旬の野菜が入った

郷土料理の“がね”はMINATO Caféの名物になりそうだ。

植村さんだが、これから頑張りたいことは・・・『国家資格の通訳案内士を取得すること』。

通訳案内士は英語などの外国語のスキルはもちろん、

日本の地理や歴史、経済についての知識も豊富でなければならない。

「桜島をはじめ、鹿児島の魅力を外国人にもしっかり伝えたい」と、難関の資格取得に向けて燃えている。

 

鹿児島のシンボル“桜島”の玄関口にオープンしたMINATO Café。

植村店長の熱意に引き寄せられ、たくさんの人が集まって、どんどん交流が生まれていく・・・

そんな鹿児島の魅力発見・発信の場になりそうだ。

 

3月23日10時40分ごろ放送 「たんぽぽ倶楽部」 海童が行くより

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